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(回答先: マルクス主義なのか、マルクス・レーニン主義なのか、マルクス・レーニン・スターリン主義なのか・・・ 投稿者 Kotetu 日時 2007 年 5 月 05 日 21:50:17)
商品とは何か?
という分析がありますね。
商品の使用価値と交換価値という2側面の指摘が大きいでしょう。
私は資本主義の病理は交換価値の増殖に資本家が奴隷のように仕えるという倒錯性にあると思っております。
使用価値をどのように分配するのかが経済学の課題であるべきでね。
交換価値の増殖にしか関心を示さない金融工学などは百害あって一利ない学問だと思ってます。
協同組合による生産の管理こそが「可能なるコミュニズム」であるとの柄谷行人氏の再発見も大きかったと思います。
否定的な側面としては生産力主義的な楽観主義ですね。
マルクスの頭の中には地球の許容範囲という概念は無かったのでは?
と思っております。
しかし、現在では「地球の生産力」というトータルな観点抜きには経済学は成り立たないと思っております。
> 個人的に言えば、マルクスのテーゼそのものが不完全というか、なにか欠落してい>ると思いますが・・・、それにしても、政治を切る理論はマルクス以外には皆無だと>思います。
そうかも知れませんね。
> したがって、マルクスのエエとこ取りでしか政治は切れないだろうと思っておりま>す。
はい。
> 現に、日本でも諸外国でも、長期的な展望で政治を仕切る”党”は、共産党と社民>しかないわけです。
はい。後は資本家の御用政党ですので。
> で社民とういのは、その土地ごとに事情が違うので、一国・一地域だけの範囲の長>期展望となるでしょう。
はい。一国主義ですね。
> あとは、アラブ系諸国のイスラム政党ですかね。これは、コーラン(クアラルー>>ン)という統一規範がある。
利子の禁止など面白いですね。
反金融資本ですね。
> 各種キリスト教政党はあるが、これはテキスト(聖書)が複数あって、それぞれ勝>手な解釈してるから、まぁ統一規範があるようで、じつわないということでしょう。
> ニポンの公明党(創価学会)ともなれば、統一規範なんてありません。幻想の集合で>す。
創価学会は権力取れたら何でもいいって感じですね。
> で、共産党にふり戻れば、マルクス主義なのか、マルクス・レーニン主義なのか、>マルクス・レーニン・スターリン主義なのか・・・ということに尽きるのではないか>と思ってます。
> つまり、ロシア革命を、如何に評価するかでしょう。
> 小生としては、露西亜革命を二月革命と十月革命にわけ、二月革命は人々の厭戦や>生活苦への反発として当たり前の行為として受け取ります。
> 問題は十月革命なんですね。
> ところが、日本共産党(および他国の共産党)は、十月革命を前向きに評価し、そ>の後の政策を良しとします。
> わるいのはスターリンだというわけね。
>
> つまりぃ、マルクスを(種々問題はあるものの)是とするのは小生もニポン共産党も>同じ、スターリンを悪とするのも同じ。
> 違うところは、レーニン(ボルシェビズム)を是とするか、否とするかに尽きるよ>うです。
レーニンは「あの状況の中ではよくやった。」というような評価ですね。私は。
しかし、レーニンがスターリンを生み出したのも又事実でしょう。
トロツキーを排除する論理が何故勝ったのか?が1つの鍵だと思っております。
「分派活動の禁止」という事が大きかったと思いますね。
党内論議の抑制ですね。
> ただし、小生のマルクス評価は、マルクス以外に世の中を分析したものはないとい>う意味です。
はい。
>唯物史観などは、如何なものか?という気がしますが、これも如何せんマルクス以外>に”史観”を立てたものがいないのでどうしょうもない。(笑)
階級闘争史観と言う前に「階級とは何か?」が問題になるべきですね。
経済的に区分される集団を想定するのは分析の上では必要な事でしょうが、そのような集団が他の階級と闘争するという姿はマンガ的な単純化ではないか?と私には思えるのですが。
実際、今の日本で労働者階級って何?って事になりませんか?
それよりもよりよき社会システムをめぐって闘争する方が現実的だと思われませんか?
まして、労働者階級の代表が政治権力を握っているって姿ってリアルでない気がします。そんなものは労働者階級の代表だと自称しているだけの存在でしょう?って思います。問題は労働者階級のどのような役に立っているかですね。