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(回答先: Re: 今回の都知事選で共産党独自路線の意義が分からなくなってきた 投稿者 パルタ 日時 2007 年 5 月 03 日 14:59:27)
> 何か私には共産主義ではなく、社民主義でいいじゃないかと
>いう気持ちがどこかにあるのですね。しかも、今の共産党、
>特に民主連合政府樹立構想以後は革命を放棄して社民主義を
>掲げているように見える。だったら社民党と一緒でいいじゃ
>ないかと思えてくる。
このへんが、日本の共産党勢力のおかしなところなんですわ。
西欧では(東欧も)”社民”と”共産”とはまったく違う存在なのですね。社民というのは、勤労者階級を基盤にしながらも、一部の非勤労者階級も基盤にする。一方、共産というのは勤労者階級のみに基盤を置くというのが原理原則です。
たとえばインテリと言われる医者とか教師を、社民は労働者か経営者か分離不能なのでインテリとして扱うが、共産はそれも労働者的インテリ(勤務医など)と、純粋インテリ(開業医や病院経営者)に分ける。
つまり、共産は開業医とか個人病院は、原則としては認めない。医療は公営とするわけ。
で、社民は、開業医や個人病院をも医療の担い手として認めるわけです。
ところが、ニポンでは、その政策差はないのですな。ですから、共産と社民の間がアヤフヤなわけ。
でもって、それを前提にして共産だ、社民だ、新左翼だとかやってるから、根本的な論争はなく、せいぜい浅野か吉田かという低次元の争いに帰結する。
ま、自己の成立基盤を労働者以外の部分にまで拡大しながら共産党という看板を立てる党がおかしいとは言えるが・・・・、選挙民も、政策の違いは選挙民の違いだという意識はない。
そういう風土のなかに”共産”党があるのがおかしいのかも。自民党や民主党みたいな”仲良しクラブ”党のほうが、ニポンの風土にあってるのかも・・・