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(回答先: 民事が認めた「保険金殺人」フィリピン女性の請求棄却 [スポーツ報知］ 投稿者 white 日時 2006 年 5 月 19 日 16:58:39)
□息子の死『正直に話して』 白井の男性『不審死』判決 [東京新聞]
http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20060519/lcl_____cba_____000.shtml
息子の死『正直に話して』
白井の男性『不審死』判決
白井市の建材会社員の男性＝当時（３４）＝が、保険金目的で薬物のサリチル酸を投与され死亡したと千葉地裁佐倉支部が認定した民事訴訟で、男性の遺族は十八日、真相解明を訴えるとともに、墓前に判決を報告した。一方、保険金受取人のフィリピン女性（３８）＝白井市＝は、投薬疑惑を全面否定して不満をあらわに。警察が立件していない事件で、裁判所が保険金目的の薬物投与を認定した異例の判決だけに、今後の県警の捜査が注目される。
十八日は会社員の命日という。印西市の実家に住む母親（６８）は午前中、娘や孫を連れて墓参りをし、息子の墓前に判決内容を報告した。「これで気持ちが晴れることはないけれど、少しは楽になった」と語った。
大きな病気をしたことがない息子の体調が急変し、当時から不審に思っていた。めまいを起こして車をぶつけるなど、本人も「おかしいな」と首をひねっていたという。「変な薬を飲まされたんじゃないか」と疑いもしたが、調べる術（すべ）はないまま息子は息を引き取った。入院の直前に聞いた「大丈夫、大丈夫」の言葉が、息子の最後の肉声となった。
フィリピン人女性らに対しては「なぜあんなことをしたのか、息子がなぜ亡くなったのか、正直にしゃべってほしい」。顔には怒りよりも無力感がにじんでいた。
一方、フィリピン人女性は白井市内のスナックで「私は何も悪いことしていない。サリチル酸が何かも知らない」と何度も繰り返し、「神様に誓って何もない。どうして私がこんな目に遭うの」と大声を上げて泣き崩れた。
生命保険の受取人となったことについては「私と子どものためだと思っていた」と述べた。女性には知人からの借金や家賃の滞納で約二百万円の借金があるという。会社員が死亡した一九九八年当時、「借金はなかった」と断言した。
判決がＤＮＡ鑑定の結果、女性の子どもの父親は会社員でなく、愛人関係にあった元スナック経営男性（６６）だと「強く推定できる」としている点について、女性は「ＤＮＡはうそをつかない。（判決を）認める」とし、元スナック経営者も「認知するしかない」と話している。
また、フィリピン人女性と親しくし、九五年に死亡した土木作業員男性＝当時（３０）＝は、不審死とは認定されなかった。男性は亡くなる十年ほど前に県内の実家を出たきりで、実家には「フィリピン人女性と暮らし始めた」という電話があったという。
家族は警察からの連絡で男性が亡くなったことを知らされ、フィリピン人女性らから遺骨と位牌（いはい）を渡されたという。親族の一人は「既に家族の間では終わっていること。この件には触れてほしくない」と声を潜めた。
■フィリピン人女性、心境語る 契約は彼が決めた。納得いかない
保険金受取人のフィリピン人女性と、地裁佐倉支部から「共謀して、死亡した男性に保険契約を結ばせた」と指摘された元スナック経営者男性の二人が十八日、本紙などの取材に応じ、保険契約の働き掛けを否定した。一問一答は次の通り。
【フィリピン人女性】
−亡くなった男性との関係は。
男性が店に客としてきたことが知り合うきっかけ。交際していた。（妊娠していたので）子どもが生まれたらフィリピンに帰って結婚しようと思っていた。
−保険契約するよう勧めたか。
してない。契約は彼が決めたこと。私はサインを求められてしただけ。
−判決ではサリチル酸を投与して死亡させたと推認できるとされたが。
サリチル酸なんて知識もないし見たこともない。判決の出た昨日（十七日）に初めて知ったくらいだ。
−男性が死亡したときの心境は。
まさか死ぬとは思わなかったので寂しかった。
−判決について。
納得いかない。何で私がそんなことをしなければならないの。お金なんてもらえなくてもいいが、本当のことを認めてほしい。（裁判を）もう一回やりたい。
【元スナック経営者男性】
−亡くなった男性に保険契約を結ぶよう働き掛けたか。
働き掛けていないし、勧めてもいない。
−保険契約時には立ち会ったか。
男性がフィリピン人女性の店で契約したとき、たまたま私も店にいて食事をしていた。男性が（保険会社員とみられる）女性二人と会話をしていたが、何を話していたかは知らない。
−いつどのように亡くなった男性と知り合ったか。
亡くなる一年くらい前にフィリピン人女性の店で客同士として知り合った。向こうから話し掛けてきた。おとなしい印象。
−亡くなる前の男性の様子は。
亡くなる十日くらい前から「肩が痛い。めまいがする。体が疲れてしょうがない」などと言っていた。病院にも私が車で連れて行った。
−判決はあなたとフィリピン人女性がサリチル酸中毒により死亡させたと推認しているが。
サリチル酸なんてどこで手に入れるのか、まったく知らない。付き合いもあまりないのに疑いをかけられた理由も分からない。
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