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(回答先: 「手で首締めた」(跡は無かった筈では?)広島女児殺害公判 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2006 年 5 月 17 日 11:18:30)
この事件では、「公判前整理手続き」によるスピード裁判が導入されている。素人に裁判を手伝わせる為の手続きの一つ、との事だが、争点が深刻に成るに連れて「本当は何のためか?」との疑問が涌き上がる。
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広島女児殺害裁判 「迅速」に期待と戸惑い
中国新聞 社説
☆http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh200605170050.html
昨年十一月、広島市安芸区で小学一年の木下あいりちゃん=当時(7)=が殺害された事件の公判が広島地裁で開かれている。少なくとも十八日までの四日間続く集中審理。同時に、早ければ七月にも判決を迎える早期決着。異例ずくめである。裁判の迅速化は歓迎する。ただこのスピードには若干の戸惑いも覚える。
社会的に大きな関心を集めた凶悪事件。検察側と弁護側は殺意などをめぐって鋭く対立、加えて裁判の迅速化を目指して初公判前に争点を絞り込んだ「公判前整理手続き」が取られた。この裁判には多くの注目点がある。
集中審理では既に双方の冒頭陳述、女児のものとされる毛髪や血液のDNA鑑定に対する証人尋問が終わり、この後被告人質問や弁護側が求めている被告人の精神鑑定の採否も決まる。仮に精神鑑定が却下されれば来月結審、七月には判決という道が開ける。通常一年以上かかる判決が二、三カ月程度に短縮される。
こうした審理の進め方を可能にしたのが公判前手続き。初公判前に地裁、広島地検、弁護側の三者が証拠や立証方針を事前に提示。その結果、争点を殺意と殺害方法、殺害場所、わいせつ目的の有無、責任能力に絞った。
公判前手続き、集中審理、早期判決は裁判の迅速化のキーワードである。長すぎる裁判への不信感、三年後に導入される裁判員制度への対応―が根っこにある。裁判員制度では裁判員の長期拘束はネックの一つ。今回の裁判は「迅速な裁判」を国民にアピールするテストケースでもある。
殺人、死体遺棄罪などに問われたのはペルー国籍のホセ・マヌエル・トレス・ヤギ被告(34)。死体遺棄と入管難民法違反(不法入国、不法在留)罪は認め、殺意とわいせつ目的は否認している。
検察側は初日の冒頭陳述で「確定的な殺意があった」「わいせつな行為をしようとした」と指摘。弁護側はそれには全面的に反論。「被告は当時心神喪失状態か心神耗弱状態にあった」と、殺人と強制わいせつ致死罪について無罪を主張している。
ただ、このように「殺意」や「わいせつ目的」に対する主張が対立する場合、早期判決には懸念が残る。判決を急ぐあまり「先に判決ありき」に陥らないかという疑問がぬぐえないからだ。目指すはモデルケース。納得のいく徹底審理を望みたい。
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争点が単純であれば何も問題無いのだろうが。
今回の事件では鑑定方法についてまで対立が見られる。
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小1女児殺害事件 地裁がDNA鑑定書を採用 弁護側は方法疑問視
2006/05/15 21:56
広島市の小1女児殺害事件で、殺人、死体遺棄などの罪に問われたペルー人のホセ・マヌエル・トレス・ヤギ被告(34)の初公判は、15日午後も引き続き広島地裁(岩倉広修裁判長)で開かれ、広島県警科学捜査研究所(科捜研)の研究員ら4人の証人尋問が行われた。地裁は同日、トレス被告の自室から採取した毛髪などのDNA鑑定書を証拠採用した。
自室居間の押し入れにあった毛布から採取された毛髪をDNA鑑定した結果、女児のものと一致し、検察側が室内での犯行と断定する根拠としていた。
自室から採取した約230本の毛髪のうち、女児とDNA型が一致したのは1本だけだったが、毛髪の鑑定を担当した研究員は「同じ型が出現する頻度は713億人に1人だ」と証言した。
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検査方法が正しければ、DNA鑑定自体が無意味とは言えないだろうが、他に物的証拠が無いのが気になる。容疑者宅から、例えば尿反応など出れば確証となるのだろうが。