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(回答先: ライブドア 脱堀江、険しい再興 訴訟山積…収益源見えず 【産経新聞】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 5 月 27 日 05:45:51)
ライブドア事件 「堀江指示」粉飾ためらいなし 「いいんだよ。強気、強気」
「ケイツネ50かっこいいじゃない」
「ケイツネ(経常利益)五十(億円)のがかっこいいじゃない」。二十六日開かれたライブドア事件の初公判。検察側は冒頭陳述で、前社長の堀江貴文被告(33)を一連の事件の主犯として位置付け、「堀江公判」で最大の争点となる同被告の「指示の内容」を詳述した。公判前整理手続きで無罪主張を表明している堀江被告。検察側は同被告の生々しい指示の言葉をちりばめ、同被告の首謀者ぶりを印象付けた。
「そんなもうかっちゃうの。じゃあ、予算にも乗せなきゃ。(業績予想の)上方修正だねえ。それで二十億いくねえ。その金額、乗せといて」
冒頭陳述によると、堀江被告は平成十五年十月下旬、携帯電話販売会社買収を利用した自社株売却工作で十億円近く粉飾する計画を宮内亮治被告(38)らから聞かされ、計画を実行するように指示した。五十億円規模の粉飾工作の始まりだった。
その言葉からは、ためらいはうかがえない。この粉飾工作には“前歴”があったからだ。十四年九月期から、ライブドアではダミーファンドによる自社株売却を利用し、二億四千万円規模の粉飾工作を始めていた。宮内被告らは過去の粉飾工作と同様の手口を堀江被告に提案したのだった。
十五年十二月上旬。同様の手口で粉飾するため金融仲介サービス会社の買収について宮内被告らから相談された堀江被告は、自社株売却益の金額を試算することまで指示。約三億五千万円に上ると聞くと、「またもうかっちゃうかもしれないね。そしたら上方修正だね」と話した。
冒頭陳述からは、これらの工作で自社株の高値売却に成功した堀江被告が自信を深め、積極的になる様子がうかがえる。経常利益の予想値を約二十億円から三十億円、そして五十億円と、次々に上方修正するように指示。宮内被告らから慎重論が出されても「いいんだよ。強気、強気。ケイツネ五十のがかっこいいじゃない」。
子会社化することが決まっていた二社から十四億−十五億円の架空売り上げを計上することを提案されると、「やるしかない。やりきるしかないよね」と命じた。十六年八月のことだ。
堀江被告は、自社株売却益を利益に付けたことについて、自社株売却益ではなく配当であり違法性はない−との態度だ。しかし冒頭陳述は、同被告が隠蔽(いんぺい)に深くかかわったことを指摘しており、違法性の認識があったであろうことを浮かび上がらせた。
粉飾に気づきながら加担したとされる公認会計士の久野太辰被告(41)らから、自社株売却益計上の仕組みを隠すためダミーファンドを増やすよう助言されたときも、堀江被告は報告を受け、助言を実行させていた。架空売り上げを隠すための虚偽の書類作成を求められた際も、こう言って熊谷被告に作成を命じた。
「頭痛いなあ。まあ、頑張って」
マーケティング社の株価をつり上げ、売却益をライブドアに還流させた際には、ためらう同社前社長、岡本文人被告(38)を、ダミーファンドを複数介在させているから発覚する恐れは少ない−と説得までしていた。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/27na1001.htm
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