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(回答先: 台風13号 竜巻列車横転など爪あと 住民恐怖語る 宮崎 【毎日新聞】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 9 月 18 日 21:35:30)
<台風13号>宮崎・延岡市の竜巻 どうして起きた
竜巻とは積乱雲や積雲に伴って発生する、強い上昇気流をもった激しい渦巻きのことをいう。規模の大きさは日本人研究者にちなんで「藤田スケール」と呼ばれ、レベルは「F」で示される。
米国では年間750個もの竜巻が発生し、風速が毎秒93〜142メートルの「F4」「F5」の大規模な竜巻が年間2〜3%発生し、多くの死者を出すなど被害も大きい。
日本では発生件数は少なく、大半は風速が毎秒17〜49メートルの「F0」「F1」で、被害は煙突やテレビのアンテナが壊れたり、木が倒れるなどの程度だ。過去で規模が大きいものは80人の死傷者が出た千葉県茂原市(90年)、453人が負傷した愛知県豊橋市(99年)の「F3」などがある。
竜巻には二つのでき方があり、一つは冷たい空気と暖かい空気がぶつかる前線付近で空気の渦が発生、その上空を強い上昇気流を持つ積乱雲が通って渦を引き延ばすタイプ。このタイプは規模が小さく、数分間でおさまる。
もう一つは内部に直径5〜10キロの小さな低気圧を持つ特殊な積乱雲「スーパーセル」が起こすタイプ。これは持続時間が長く、数十分続くこともあり、被害が大きくなりやすい。茂原市と豊橋市のケースもこのタイプと確認されている。
今回の宮崎県延岡市の竜巻は17日午後2時過ぎに発生。市南部から市街地を北へ縦断し、被害の範囲は最大幅200メートル、距離にして約6キロにわたっているという。宮崎地方気象台によると、宮崎県沿岸部は台風が北上する際、積乱雲の塊が海上からいくつも入って上空を覆い、竜巻が発生しやすくなるという。昨年9月にも台風の北上に伴い、宮崎市内で「F1〜2」の竜巻が確認されている。同気象台は「調査してみないと分からないが、列車が転覆するほどの突風なので昨年よりも大きな規模になるのでは」としている。【牧野宏美】
(毎日新聞) - 9月18日14時26分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060918-00000014-mai-soci