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(回答先: 「スクールバスの安全を守れ!」茨城県庁前でハンスト [PJニュース] 投稿者 white 日時 2006 年 7 月 30 日 20:51:02)
PJオピニオン
全国紙記者はどこに消えた?権力批判しない、できない?
ハンストを伝える地元紙の切りぬきと支援労組の応援メッセージ。28日午前8時30分、茨城県水戸市笠原町の茨城県庁前。(撮影:崎山勝功)
【PJニュース 07月30日】− 26日午後4時から行われた常南交通労働組合による茨城県庁前のハンガーストライキのニュースは、翌27日の地元紙「常陽新聞」は一面トップ、「茨城新聞」は社会面トップという大きな扱いだった。しかし、27日の全国紙(朝日・毎日・読売)の茨城版には一行も載っていなかった。そのため、毎日新聞がライブドアに配信している茨城県の地域ニュースには、ハンストの記事は無い。恐らくヤフーのニュースサイトでも同じだろう。
記者(崎山)は、茨城県庁からタクシーを拾って、第11回NIE全国大会が開催される茨城県民文化センターに向かったが、県庁前のハンストの一件を知っていたタクシーの運転手からこんなことを言われた。
「ハンストの件については、県のほうから(新聞社に)『待った』がかかったんじゃないの?」
まさか、とは思ったが、28日になっても記事が全国紙の茨城版に出てなかったので、聞き流せずにはいられなかった。
考えてみれば、茨城県庁には新聞・通信社・テレビ・ラジオ合わせて14社の記者が記者クラブに在籍している。本来ならば自分たちのすぐ足元で起きたまたとないニュースで、書いて当たり前のはずだ。なのに書いたのは地元紙2社だけ。いくら夏の高校野球茨城県大会のシーズンとはいえ、取材する記者がいなかったのだろうか?
このハンストのきっかけとなった養護学校スクールバスの入札問題については、7月18日付常陽新聞が一面トップの特集記事で先行して取り上げている。だが「常陽新聞」も「茨城新聞」も地元紙なのに茨城県内のシェアは高くない。むしろ全国紙の読売、朝日が高いシェアを占め、茨城都民が多い県南部では読売、朝日、日経が売れているという。常陽新聞や茨城新聞を併読していない人は、ハンストの一件を全く知らないでいる。
いるはずの記者がいない。だから載るはずの記事が出ない。こんなことは他の場面でもあった。6月26日、東京・永田町の国会記者会館前で行われた、イラクからの自衛隊の完全撤退を求める抗議行動の取材の時、現場にいた報道関係者は「しんぶん赤旗」や「社会新報」などの政党機関紙やほとんど名前を聞かない雑誌の記者ばかりで、国会記者会館にいるはずの新聞・テレビ記者は一人もいなかった。この日は村上ファンドの村上代表が保釈されたので、そっちのほうにかかりきりだったのでは、という声が抗議行動の参加者から聞かれた。
全国紙はよっぽど人手不足なのだろうか?地方紙ならまだしも、アルバイトしながら記事を書いているPJに抜かれて悔しくないのだろうか?だったら「機材持ちこみ、契約社員でいいから、自分を雇ってくれよ」と言いたい。【了】
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「スクールバスの安全を守れ!」茨城県庁前でハンスト
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJニュースはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 崎山 勝功【茨城県】
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2260993/detail