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(回答先: Re: 知りませんでした。変なことを研究する人が、やはりちゃんといるんですね、この世には。 投稿者 gataro 日時 2006 年 10 月 16 日 18:43:34)
はじめまして、gataro さん。
つい最近見たNHKの番組で、ちょうどそのヒマラヤを越えるツルのことを放送していました。
それによると、まさにgataro さんのおっしゃるとおりの説明をしていましたよ(!)
鳥が、6000メートルを超える高さを酸素マスクなしで飛べるのは、その特異な呼吸システムにあるそうです。
哺乳類の場合、肺は交互に中を満たしたり空にしたりするふいごのように空気を出し入れしますが、鳥類の
場合は、肺の前後に空気を一時ためておける気嚢という器官があり、それにより息を吸う時も吐く時も、新鮮
な空気が終始肺の中を流れるようになっています。
さらに、肺の毛細血管の中の血液は空気の流れとは逆の方向に流れます。空気と血液は互いに反対方向から
接近するのです。それにより空気は肺を通過する時に次第に多くの酸素を血液に与えます。つまり、“渇いた”
静脈血は最初すでに酸素の少ない空気に接触します。“渇いた”血液はその酸素を吸収すると“もっと湿った”
空気の方に進みます。その空気にはもっと多くの酸素があります。そのころになると血液はそれ程“渇いて”
おらず、したがって酸素の吸収も次第に少なくなってきます。この呼吸のメカニズムにより、空気の薄い高所
でも効率よく酸素を抽出できるのです。
自然界のこういう仕組みには驚かされますね。
ですが、そうしたことへの研究、発見者に賛辞や栄誉が贈られるのであれば、その創造者にはさらなる賞賛の
目が向けられてもよいのではとも思うのです。
隣人でした。