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全く的外れではない認識の提示であると思います。
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投稿者 如往 日時 2006 年 10 月 02 日 17:32:48: yYpAQC0AqSUqI
 

(回答先: 思想、良心の自由 についての作文 投稿者 まとはずれのおせっかい 日時 2006 年 10 月 02 日 03:17:03)


 まとはずれのおせっかいさん、はじめまして(多分?)、こんにちは。


 >思想、良心の自由
 >人が、生まれながらに、保有する固有の権利です。わが国をはじめ、自由民主主義を標榜する国々の基本的な理念の一つです。
 >その「権利の行使と職務との競合」については、前者が最大限保持されてしかるべきだと思います。成熟した民主主義の国では、思い違いでなければ、警察官が制服でデモしたりできるわけでしょう。その国民全体に、それが公共の福祉を侵害することがない限り、許容しようという世代から世代への自由の伝統があるということです。

 以上のことは断然的外れではない、常識的で、しかも重要な認識であると考えます。しかし、遺憾ながら大多数の日本人が権利と自由に関する本質な理解には達していないと想っています。おそらくそれは戦前まで国家にたいする義務を第一に果たすべきであると教化されてきたことが主たる原因であり、さらには戦後になって超が付くほどの先進的な民定的憲法に出会うもその精神を血肉化でき得てないことが新たな要因として挙げられるのではないでしょうか。
 もう少し原因分析を重ねてみると、戦前の教育にどっぷり浸かって来た国民が戦後になっていきなり戦前のものとは対極にある教育方針を受け容れることは容易ではなかったでしょう。一方、教師達も新憲法の基本理念を十分消化しきれていたかどうか、それを実質的に教育に反映できていたかは大いに疑問であり、それが逆説的に教職員組合活動や戦後の民主化運動の限界性を示していると想われます。
 問題は山積していますし、かつ仏や米のように革命によって人権(意識)を獲得したという歴史的体験を有しない日本人ですが、とにかく権利を主張(行使)することから始め、そうした試行を繰り返していくことが問題解決の突破口になるのではないでしょうか。例えば納税は義務ではなく自由を担保するという責任を果たしていくための権利であると誰かが語っていましたが、先ずは我々国民自らがこのような意識転換を遂げなければならないと考えています。

 また、会いましょう。

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