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(回答先: ギュンターグラス 投稿者 まとはずれのおせっかい 日時 2006 年 8 月 24 日 14:44:47)
[まとはずれのおせっかい]さん、はじめまして。
>15歳の少年の決断の過ちを責めるのは酷であることは言うまでもない。
この問題、小生もこれに尽きると思います。
[まとはずれのおせっかい]さんが映画「橋」に出てきた少年のことを思い出して書いておられますが、同じような少年が映画「ヒットラー 最後の12日間」にも出てきます。大人はいい加減だと言って、敗戦が決定的になっても戦おうとするのですが、最後は父の元に戻って行きます。
また在職中、小生の同僚だった人に終戦時海軍兵学校に在籍していた方がいます。小生よりかなり年上です。海軍兵学校にいたくらいですから当然軍国少年だったはずです。戦後、旧制の姫路高校から京都大の理学部に進学されたのですが、その方は京都大学時代、「越年闘争」に参加して機動隊の警棒でやられたと、よく傷跡を見せては当時の反戦青年ぶりを小生らに語ってくれました。二度と軍国主義にもどることなく、今も反戦老人を貫いておられます。
自伝などを読んでいると、この方とよく似た経歴の方に出会います。
ひとの人生は結局、終わりが肝心なのだと思います。だから「若気の至り」という表現も生まれたのでしょう。もっとも、正反対の意味でこの言葉を使う人もいますが…。その人は渡辺恒雄といいましたかな。