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(回答先: 日々雑感 投稿者 まとはずれのおせっかい 日時 2006 年 8 月 11 日 22:00:25)
私も支配者という言葉を良く使います。
piyopiyoさんが、頭の中に描かれている支配者は、リーダータイプの
行動観察学でいう「アルファリーダー」、をイメージしているのだと思います。
サル山のボスのような人です。
押しが強くて、弁が立って、人は利用するもの, 自分を出世させるための階段と心得ているような人、、成功すれば自分の勲章、失敗すれば人の責任。
確かに、憎まれっ子世にはばかるという諺どうりの人はいます。
私は、その種の性格の人をさして、支配者という言葉を使っているわけでありません。
政治、経済、官僚権力機構の中で、権力、裁量権、決定権なりを手中にし、それを固定化、あるいは拡大化しようとしている、「機関として」の個人なり、グループなりをイメージしています。
言うまでもないことですが、政治官僚機構に属するものは、国民から委託を受けたものに過ぎません、だから、この固定化、拡大化は、民主主義の要請と相容れないものがあります。小泉さんの給料だって、誰が支払っているか、言うまでもありません。
この人たち、話せば、普通の人でしょうし、小泉さんなんかプライベートで付き合えば、かなり軟派みたいだし、彼とウマが合う人は多いかもしれません。
しかし、総理大臣という地位、機関の中の彼は、プライベートの彼とは違います。権力機構の上層部の地位にいる人たち、代表権を持つ役員、筆頭株主、大統領、大臣、次官となると、国、会社の運命、人の(生活の)生殺与奪の権を手中にしていると思っても過言ではありますまい。
だから、それらに対する、民主主義の原理、憲法、および、会社法によるチェックは保障されています。実際に、作動しているか、骨抜きにされているか、言及しませんが。。。
いいたとえではないかもしれませんが、若い、杉村という議員さんいますよね、この人国会議員として、憲法改正、徴兵制法案自らから作成して、それを国会で通過させることだってできるんですね。そしてその後、たとえば、ごほうびに、青少年育英省なるものを作ってもらって、予算ぶんどって、絶大な権力を振るうことができます。
しかし、彼の場合、次の選挙でおちればただの人の可能性大です。だから普通当選した議員は、次回も当選するように利権のくもの巣を張り巡らす。
昨日まで、校長なり、審議官なりの看板をつけていた人が、退職して、単なる妄想ですが、デパートの屋上で、無為の日々を過ごす。地位の中、支配機構の中の、たとえば鈴木さんと、それを外れた鈴木は違います。私が「世を仕切る人たち」と呼んでいるのは、前者の鈴木さんなり、杉村さんです。
あまり長くは書きませんが、日本人が、民主主義として頭に浮かぶものと、フランス人なりがイメージする民主主義とは違うと思うんです。
日本における今の民主主義は、選挙でこの政党、この人が選ばれた、だから、その政党なり、政治家なり、そしてそれを支える官僚なりがすること、すべて理にかなったものにされる。疑問をはさむ人、ジャーナリズムはあらゆる罵倒を身に受ける。
そうではないと思いますよ、長くなるのでやめますけど。