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(回答先: 多分、間違っているという気がします。 投稿者 考察者K 日時 2006 年 7 月 29 日 19:39:48)
確かに、1000兆を返すなら、1000兆引き出したら返しやすいというのは、金融サイドがよく言う話で、ひっかかるところはあると思うんです。
”日銀から引き出す”ということは国債を更に1000兆積み増しするのではなく、民間の貸付をその量だけ増やせと言っているわけで、その1000兆のうちの消費税が5%でも50兆を回収することが可能になり、銀行は金利を10兆は取れることになります。しかしながら、一部の人間に1兆ずつ(1000人×1兆=1000兆)引き受けさせるのではなく、一割の人間に10億づつ(100万人×10億=1000兆)貸し付けるべきだと思っています。
それくらい信用を築くのは難しいと思いますし、まずはこの1000兆引き出すべきだという話は、前者の1部の人間に1兆ずつ貸し付けるということに陥り、金利負担が引き金になり、また暴落の道を歩むことになりますから、それだったらやらないほうがいいと思うわけです。
この1000兆は財投ではなく、毎年100兆規模の新規融資が結ばれる形が望まれ、100兆規模金利が銀行に返還されるのが理想ですね。一回の1000兆円なら、本当に危険だからやめたほうがいいと思うわけですね。
現行の政府が出来ることと言ったら、土地、株転がしくらいじゃないですかね〜。それか金持ちから資産をぶんどって、国の資産に変えることぐらいですよね。それだと益々信用を無くすだろうと思うわけです。何しろ、Kさんは1000兆を天文学的と言いましたが、これを国民一人頭で割ると800万円くらいですね。この800万円で道路だったり全てのことをやりくりしているのです。800万円が全て消費でしたらいいですが、住宅ローンなどの金利、税金で半分は取られます。そして、その半分取られた額で、設備投資や災害手当てなどに資金が回ります。そして400万で食べ物などの消費を賄っている状況でしょうか。これも平均値ですからね、1000万を消費に充てれる人もいれば100万くらいの人もいることでしょう。
1000兆円が市場の拡大し過ぎだから、これをもっと狭めて消費税増税など税金取立てを増やし、死んだら資産を取り上げるのであれば、モチベーションは下がるでしょうし、殆ど奴隷状態ですよね。国の門を硬く閉ざし、これからは民間ということで株のギャンブル行為が社会貢献であり、負けても負けても投資を繰り返せば、年金積み立てが安くなり、受け取り価格が上がると言われても、これでは稼いだ分で欲しいものを買うのを我慢し、ひたすら投資に励み、将来、年金給付時代になったら若い頃の労は報われるとひたすら信じていても、国は年金の保証をしていません。
国が門を閉ざしたら、民間の門を叩くしかないわけで、消費の活性ではなく、金利の拡大、資産の拡大を目指す筋のほうが権力者層に深く浸透していますから、そして、資産を下落させ、莫大な利益を得て配当などにまわし、投資の誘い水とするわけですね。
安く売って高く買うばかりじゃ銀行が持ちませんからね、頃合をみて逆転させるのです。ほとんどパチンコ経営学のようですけどね、主流派ですし。
年金システムがこれを運用方として定めている限り、消費は一向に伸びず、金融資産が拡大されると考えていたほうがいいでしょう。
こういった面が、Kさんが提示される3つの問題だと思われます。
それと、借金を恐れるなという個人責任を問うのではなく、私のは護送船団に近いですよ。年金システムも変えることを意味しますが。ベーシック・インカムを取り入れようと思索しているのです。基礎所得ですね。
これを消費税で賄おうと考えているのです。国民総所得が510兆円、国民総生産が500兆円と言われていますが、この倍額に投資規模が増えれば日本の成人全てに8万円給付することが可能です。1億人に8万円づつ給付すると年間96兆円の財源が必要です。1000兆円の消費申告が達成出来れば消費税を10%と設定すると100兆円の財源が生まれます。
そして、この投資をどうするのか、10億円を100万人に貸し出せば、1000兆円になります。そしてこの債権を担保に、別の運用会社が、1000兆円の所得目的投資をする。つまり、所得による消費で企業に返されることを目的とします。
1000兆円の生産費と1000兆円の所得を同時に貸し出すのです。
これで消費が1000兆円に満たなくても、2000兆円の預金は生まれます。消費が500兆円にしかならなかったら、預金で消費を代行して行う。企業に金が流れるように図るのです。企業に金が流れれば、20億貸し出して、20億の預金を持っていることがベターなわけですから。1000兆渡したら、100%消費されるようにするのです。企業の消費でも消費税は生まれますし。
売上げが芳しくなかった企業の商品を買うことが望まれますが。多く消費を勝ち取ることが出来たら、その20億以上に及んだ値は弱者企業を買い支え、弱者企業に流すようにするのです。それ以上の資産が欲しければ、債権(貸し出し権)を持つべきだという考えですね。
これで流した金を使い合う、まったく違う借金の概念が誕生すると思います。
2000兆は流石に多すぎると思うので、半分くらいでいいと思いますが、それを膨らまそうと信用の創造にぶっこむ人も出てくるでしょう。
あらゆる想定は必要です。借金は持ち続けていいのです。返したって、また誰かに貸し出すことになるはずですから。しかし、ケインズも言っていましたが、体力以上の借り入れは、景気を良くするために社会貢献でリスクを負うというのは、まったく間違っていると思いますね。
飽和という話もありましたが、欲しくないものを無理に買わせるのも、おかしな話です。代わりに誰かが使ってあげるのです。体力内で。
利益を出そうとすることは、誰かに損失を踏ませようということに繋がると思います。利益を出そうとする社会を否定していますから、明らかに正統派から爪弾きされることでしょう。
まあ、私のこの理論は、理想論であり、現行の政府でやらせると追従者はいつもの顔ぶれで、また包摂的な貸付に及んで、暴落して終わるでしょう。
殆ど、雲の上の理論のようですね。
少し壁が崩れてこないと、まず実現不可能でしょう。それまで、気長に研究してますよ。(笑)