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(回答先: ジダンよ永遠に! 投稿者 どん兵衛 日時 2006 年 7 月 11 日 09:02:41)
この事件見聞して、「長距離ランナーの孤独」(シリトー)という小説を思い出しました。
イギリスの少年院に服役中の少年が、更正の証として、マラソンランナーになる。ある大会で、院長、ほか来賓の前、ブッちぎりで優勝の直前、走るのをやめてしまう、院長ほかの顔は丸つぶれになる。。。出所は取り消しになり、所内の掃除をしている描写で結末となる。
シダンは、今まで、サッカー選手として、移民とフランス社会の統合のシンボルとして名声をほしいままにした。
移民の子達と、フランス人の子たちがプレーをする際、少年サッカーのコーチたちは、彼のプレーの「フェアさ」を引き合いに出していたに違いない。
あの、事件がなければ、将来、あちこちから、親善大使、サッカー大使として、高いギャラで、お呼びがかかっただろう。
最終戦に負けても、試合後、彼に対する拍手は鳴り止むことがなかったに違いない。
ヨーロッパでは並の選手だったはずの(並が悪いといっているのではないですよ)、N選手は、別れ際が良いというだけで、将来の商品価値があがってしまうほどの、「質は問われない、話題性さえあればいい」世の中である。
シダンは、ペレ、ベッケンバウアーのクラスの扱いのはずである。
彼は、サッカー選手としては、とても内向的で、修道士の面影さえある。
切れやすいとの記事を読んだこともある(事件の後になってはじめてこんな記事を出す)。金に淡白な印象を受ける。
しかし、周りのマネージャーたち、そして、FIFAの幹部がほおっておかないだろう。
マネージャーたち、「金の卵」を壊されてはたまらないし、FIFAの幹部、サッカーの(商業?)価値を貶めるものはすべてご法度のはずである。
そのうち、ワビ宣言をすると思う。
そして、ほとぼりが冷めたころ、各種催事にスターゲストとしておよびがかかるだろう。
「腹の中で舌出しながら」颯爽と登場する姿が目に浮かぶ。
もし、ワビをいれないなら、シダンは、本当に神格化する。