★阿修羅♪ > 雑談専用18 > 415.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 「日本銀行員の心得」は規制じゃない?新たな発見でした。失礼しました。 投稿者 piyopiyo 日時 2006 年 6 月 26 日 00:06:03)
>piyopiyoさん ご意見ありがとうございます。
ご指摘の「日本銀行員の心得」は一種の公務員倫理規定ですね。
多分ですが、コンプライアンスに関する規定は2005年の改訂時から導入されたのだろうと思います。
断言はできませんが、福井総裁が村上ファンドに投資したのは規則が厳しくなる前だろうと思います。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-06-16/2006061602_01_0.html
を見て、事実確認を行ってみましょう。
福井総裁は【副総裁を務めていた一九九八年に部下の不祥事で引責辞任し、富士通総研の理事長に就任しました。この理事長時代に、知己の村上容疑者が主宰する村上ファンドのアドバイザリーボード(経営諮問委員会)に名を連ね、投資もしていました。
総裁就任後も、最近まで投資を解消せず、運用を任せ続けました。】
と言う事です。
この流れ自体は、色々と問題もある気がしますが(副総裁辞任しても、堂々と天下りして、なおかつ、ほとぼりが冷めれば総裁として復帰できるのか?とか)、今回の問題は「金融関係者(銀行員とか農協・郵便局職員など)は、投資をしてはいけないか?」という部分だろうとKは考えます。
また、投資には大まかに分けて2種類あり、自らが能動的・主体的に株を選んで売買する「株式投資」とファンドに運用を委託する「投資信託」ですが、投資信託の方は「一種の貯金であり、マネーゲームに参加しているとは断言出来ず、今では、郵便局でも販売している」という側面もあります。
これを、総合して考えるとKは「今回の事件では、福井総裁はマネーゲームに参加していたとも、インサイダー疑惑があるとも言えないだろう」と考えています。
少し問題があるとすれば「村上ファンドの村上氏が逮捕されそうな時に資金を引き揚げようとした」という部分ですが、まあ、これは、誰でも「やばいときには、手を引く」のでしょうから、これだけを持って「犯罪者扱い」するのも問題でしょう。
Kは基本的には「マネーゲーム的社会の賛同者」は、みんな破滅しても良いと考えています。過去の主張でも繰り返し「マネーゲーム的社会の警鐘」を打ち鳴らしてきたつもりです。でも、賛同者(敵対者)であっても「手段を選ばずに失脚させるのも問題」だと思っています。それは「不満のガス抜きになっても、本質的に改善方向にならない」だろうし「その手法(イメージによるスキャンダル的憎悪による失脚が容認される)が容認されると、社会的にまずい」と考えています。足の引っ張り合い的、モグラ叩き社会は良い社会ではありません。しかも、「謝った奴が、寄ってたかって叩かれる」も問題でしょう。
まあ、そう言う事です。