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(回答先: Re: ホームレスに住宅と生活費をーーー社会福祉の優先順位ファーストの筈 投稿者 どうして? 日時 2006 年 6 月 12 日 15:00:18)
>自分は以前大阪市が公園内を占拠するホームレスをどかそうと
>強制執行したときの彼らの反応をブラウン管越しに見たら
>支援するホームレスを選別したうえで、手をさしのべたらいいのでは
>ないかと思うに至っています。
>あの大阪の一件では市は自立支援施設を代替施設として用意していた
>と聞きます。それなのに、彼らの大半がそこへ移ることを拒絶した
>というのです。となると、彼らは「自立したい意思」が果たしてあるのか?
>という疑問が芽生えたのです。もしも、自分ならば、行政にそこまで
>してもらって感謝感謝で再起をがんばろうと素直にする性格のせいか
>よけいそう思ったものでした。
>たしかに社会で自立をするには勤労の必要があり、勤労生活を送るには
>定時に起き、会社の都合に左右される生活を送る必要性にもせまられます。
>朝起きたい時間に起きて、お腹がすけば、食べたい時間に食べたい量を食べ
>寝たくなれば昼間だろうが寝られる生活態度を最良と思っているならば
>現代社会が求める社会人の規範からは、やはり、ずれてしまうでしょう。
そうです。ホームレスの中にはどうしようもない怠け者は確かにいると思います。
そういう人は働きたくないのです。そして、救って欲しくもないのです。
「日本に一人くらいホームレスとして汚い格好で気ままに暮らす奴がいてもいいだろう?」
こういう本音を持っているホームレスもいるはずです。
考えてもみてください。幼い頃はお受験で、家では教育ママ、学校では強圧的な教師、自衛隊に入れば高圧的な上官、会社に入れば高圧的な上司のノルマ。一体、日本のどこに自由があるっていうのです?
三島由紀夫『檄』全文
http://www.asyura2.com/0601/idletalk18/msg/314.html
投稿者 でしゃばりゾンビ 日時 2006 年 6 月 13 日 10:26:00: H4JOlqM.vNeBg
で紹介された三島由紀夫の檄文をもじった詩を下に作らせてもらいましたが、立ち直りたくないホームレスの気持ちとはこんなものでしょう。
われわれホームレスは公園によって育てられ、いはば公園はわれわれの父でもあり、兄でもある。
われわれにとって公園は故郷であり、凍りつくような現代日本で平穏の気を呼吸できる唯一の場所であった。
ホームレス仲間と動物達から受けた愛情は測り知れない。
しかし、われわれは戦後のあまりに短い日本の眠りに疲れた。
われわれが眠る時こそ日本が目覚める時だと信じた。
われわれが自ら眠ることなしに、この24時間起き続ける日本が目覚めることはないのを信じた。
自分の身体を守るのは自分である。
自分の身体を自分で守りきれない段階に来てはじめて日本の国体が明らかになるであろう。
ねじ曲がった体を正すためには、われわれは会社を辞め、この社会を捨てるしかなかったのである。
こういう人を行政が救おうとしても「また握り飯食わせて働かせようってんだろ?嫌だよ!俺は怠け者なんだから。もうやっ!俺は絶対働かないし、人の役にも立たない!」として拒絶されるのではないでしょうか。もし、風呂に入って彼らがスーツを着なければならないことになったら、監獄に入るより嫌でしょうね。この社会も監獄なんだから。三島は自衛隊の兵営に「真の日本」を見たようですが、私からすれば「自衛隊の兵営も兵営の外も同じじゃないの?」という感覚がある。三島とは全く相容れない戦後日本観があるのです。
鉄道に限らず、どこでも分刻みで拘束されるこの国で、ホームレスになってはじめて本当の自由と青空を感じた人だっていると思うのですね。