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■教育基本法などの悪法、継続審議へ
六月八日(木)のasahi.com(http://asyura2.com/0601/senkyo23/msg/160.html)によると、今国会の会期延長がなくなったことで、下記の法案は軒並み継続審議となる、とのことである。
・教育基本法改正案 教育の目標に「国を愛する態度を養う」ことなどを明記
・国民投票法案 憲法改正の具体的な手続きを規定(※議員立法)
・組織的犯罪処罰法改正案 国際組織犯罪防止条約の批准のため「共謀罪」を創設
・社会保険庁改革関連法案 社会保険庁を廃止して、ねんきん事業機構に
・道州制特区推進法案 国の権限の一部を北海道に移譲
・防衛省昇格法案 防衛庁を「防衛省」に格上げ(9日に提出予定)
また、教育基本法「改正」については、与党案だけでなく民主党の「対案」もいったんは廃案にする、ということで民主、共産、社民、国民新党の野党4党は一致したという(http://asyura2.com/0601/senkyo23/msg/161.html)。
■民主党は対案病を治して与党案の問題点を炙り出すことの方に力を注げ
民主党の「対案」も与党案と本質は同じと言われていた(「改正案に貫かれているのは粘土をこねるように国民を製造する教育観」【野田正彰】http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10013310945.htmlなど参)から、民主党が潔くその案を廃案にする方針を固めたというのはそれ自体は評価できる。
だが、そんなふうに引っ込めてしまうのなら最初から出すな、とも思う。
共謀罪の時も、民主党の対案が自民党に丸呑みされるかという危機が訪れた時、ある民主党議員が、「筋の悪い話は、廃案が理想。なまじっか私達が対案を用意したのがあだになってしまいました。」(http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10013115907.html)と言っている。
対案を出すことが与党案を通さないための戦略になり得るのもわかるが、やたらと対案を出すよりも、与党案の問題点をあぶり出していくことの方が重要なのではないか、と思う。
■完全に廃案にするためには国民の世論の高まりが必要
今国会での成立が見送られる公算となった法案は、またこの秋の臨時国会で再提出されるだろう。
それまで、少し時間的余裕ができた。
が、安住してはいられない。
完全に廃案に持っていくためには、国民の間に危機意識が広まることが必要だが、今のマスコミは国会に提出されている法案についてほとんど取り上げていない。
共謀罪については、与党が民主党案を丸呑みして採決される否か、という段階になってやっとこぞって取り上げていたが、あれでは遅すぎる。
あの時共謀罪が採決されなかったのはかなりの幸運と見るべきだろう。
ネットでの反対運動や、各議員への共謀罪反対電話などがかなりのものだったからこそ、なんとかなったのだと思う。
その証拠に、ネットでの言及が共謀罪に比べ少なかった医療改悪法案は衆議院を通ってしまった(エビちゃんを超えた「共謀罪」が持ったblogospherの議題設定機能(医療改革案の場合とも比較)【踊る新聞屋−。】http://t2.txt-nifty.com/news/2006/06/blogospher_f92a.html)
私も医療改革法案についてはほとんど取り上げていなかったので、反省している。
医療改悪法案と同じ轍を踏まないためにも、共謀罪だけでなく、教育基本法改悪案、国民投票法案、防衛庁昇格法案などについても、ネットでたくさん取り上げていく必要があると思う(ただ、悪法が多すぎるため、各ブロガーがすべてを網羅するのは時間的にも困難ではある)。
ポスト小泉論争でも、各悪法についての各候補の意見をしっかり把握し、暴露していくことが必要だ。憲法についての意見、経済のあり方についての意見も把握する必要がある。
次に誰が総理になるかによって、悪法・悪政に歯止めがかかるか、逆に一気に一億総「不幸」(もっともごく一部の国民はさらに裕福になる)へとさらに加速するかが決まるからだ。
■マスコミがやらないならネットで
マスゴミが各法案やポスト小泉候補の政治姿勢についてまともに取り上げないなら、ネットで取り上げる。
マスゴミには、報道を通して国民の意見を取り上げ、権力を監視し、市民感覚に沿った政治をするよう権力に対し働きかけていく、といった役割があるはずだが、マスゴミ人がその役割を放棄してしまっている場合は、ネットで国民が各自でやるしかない。
マスゴミが市民感覚から外れて、権力の持っていきたい方向に沿った意見しか流さないとすれば、マスゴミに期待しても仕方がないのだ。
■マスコミに圧力をかけよう
だが、マスゴミに大きな世論喚起力があるのも事実だ。
だから、マスゴミを「ゴミ」として切り捨ててしまうのではなく、マスゴミを味方につける戦略も練らなければならないと思う。
マスコミ人のジャーナリスト精神に訴えるのもいいだろう。
新聞綱領を読ませるのもよかろう(新聞倫理綱領に違反しまくっている今のマスゴミ(観劇レビュー&旅行記と日記)http://blog.goo.ne.jp/junsky/e/20cc6633091c21088f0126b9e4682ba5)。
が、たぶん、良心に訴えるだけではどうにもならないだろう。
マスゴミが政治と癒着せざるを得ない理由を暴露していく、ということも必要ではないかと思う。
また、ネットで圧力をかけるのも手だろう。
ネットの世論を、マスゴミが無視しきれないくらいまで盛り上げるのだ。
阿修羅やブログが日本の未来のカギを握っているかも?!
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