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(回答先: 沈黙の兵器・ニートを支援しよう! 投稿者 姫 日時 2006 年 4 月 17 日 05:34:41)
これを書かれたのは姫さんですか?
ご自身の文章なのかどうか判別できないので、勝手にあなたの主張であると独断します。
間違っていたらご免なさい。
あまり極端な話を引合いに出すのも自説と矛盾するのですが、小生個人としては「極端な話」とは露ほどにも思っておりませんので・・。
「旅が人生」みたいに生きている小生ですが、比較的「途上国」への旅は少ない。
そんななかで数年前、カリブ海のドミニカ(共和国のほう)を訪れ、あるサトウキビ畑を視察する機会がありました。
そこには広大なサトウキビ畑のあちこちに掘っ立て小屋が立ち並び、ガスも電気もトイレすらない状態で、隣国ハイチからの難民が暮らしておりました。
彼らはそこで、サトウキビの刈入れに使役されているとのこと。
ガイドの話によると、彼らは1トンのサトウキビを刈り入れるごとに、日本円換算で5円の賃金が払われているということです。
よく掘っ立て小屋の中や、畑の片隅で干乾びた彼らの死体が見つかるそうですが、その死体は尊厳ある人の遺体ではなく、「干乾びたコオロギの死体」程度の扱いしかされないようです。
「ほっとくと腐って臭い」との理由から、畑の片隅に埋葬される死体はまだ幸せなほうで、居住区から離れた場所で発見された遺体はそのまま「犬やカラスの餌」として放置されるとのこと。
またドミニカからはかなりの数の人々が、老朽船にすし詰めとなり、マイアミに向けて絶望的な脱出を図っているようですね。
その殆どは出奔直後にカリブ海の藻屑となり、乗ってた人々は魚の餌となる。
日常茶飯事で、ニュースにもなりません。
最近は日本でも、日本のサラリーマンの長時間労働をして「奴隷労働」と称する風潮があるようです。
この阿修羅でも、そういった投稿が散見できますね。
だが日本の外の世界に目を向けると、ほんとうの意味での「奴隷労働」ってのは、日本人の想像を絶する悲惨なものなのです。
もし世界が100人の村だったらという詩がありますね。
どの程度の誇張があるのか小生は知りませんが、たぶんかなり正確なデータをもとに書かれているのでしょう。
地球レベルで見てみれば、この世界は悲惨に覆われているのです。
姫さんはご自身の自由意志のもと、「ニート」という生き方を選択されているようだ。
それについて小生個人が非難なぞする権利もありませんが、でも悲惨なこの世界との対比のもとに考えてみてください。
日本社会はあなたがそういった選択のもと、過去も、現在も、未来においてすら、そうやって生きていくことができるくらい、豊かな国であるという事実を。
まがりなりにもそういった社会を築いてくれたのは誰なのか?
正直に感じたまでを書きますが、小生はあなたのご投稿を読んで、非常に腹が立ちました。
瞬間的に頭に浮かんだ情景は、親が建てた家に暮らし、親が稼いだメシを喰らい、親が敷いた布団に寝かせてもらいながら自分では働きもせず、偉そうな御託を喚きながら親を足蹴にする、甘ったれた餓鬼を想像しました。
上記の「親」を「国」と置き換えれば、小生の言わんとするところはご理解いただけると思います。
小生自身も人様に説教できるほど、偉そうな生き方をしているわけではない。
あなたと同じように日本が嫌で、四半世紀ばかり前に日本を飛び出してしまいました。
結果として、日本のパスポートをもって暮らしてはおりますが、さまざまな意味において(姫さんがその恩恵を蒙っている)国家の庇護というものから離れ、一歩マズったら家族もろとも野タレ死になるような環境で生きてきた。
それは自分の自由意志において選択した生き方であり、誰に文句を言うつもりもない。
だが依存をしていないぶんだけ自由を獲得し、自由にモノを言わせてもらえると思っている。
この掲示板の常連の中では、東京音頭さんなどもそうではないのかな?
そんなに日本が嫌だったら、海外に出るという選択もある。
あなたほどの高い知性があるのなら、海を渡ったその地で現地の人を教育するとか、起業して雇用を創出するという手もある。
あなたのその知性を育んでくれたのも、やはり日本という国ですよね?
違いますか?
他に多くの選択肢がある中で、現在の(生き方の)選択は、人に胸をはれるものでしょうか?
人に胸をはる生き方をする必要もないかもしれないが、それでは自身のプライドに胸をはることができるだろうか?
現在の選択では、もったいない気がします。