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(回答先: Re: リトビネンコ暗殺・チェチェン戦争を見ても米英露のユダヤ財閥は一体ですね 投稿者 パルタ 日時 2006 年 12 月 23 日 10:43:34)
スターリン・ソ連とイスラエルの不思議な関係
まいど、どうも。
ロシア革命を「ユダヤ革命」と呼ぶ人もいます。たしかにそう言われても仕方の無いほどレーニンの時代の中央幹部にはユダヤ人が多いことは事実でしょう。もっとも彼らに殺された者達(特に社会主義者)にも大勢のユダヤ人がいましたので、一面だけで見ることはできませんが、しかしレーニン、トロツキー、スターリンの流れの中に、見落とされがちな点なのですが、シオニストが微妙に絡んでいることは否定できないでしょう。
これについては私もいくつかの英文資料を集めてはいるのですが、まだよく分からない点が多く残っています。いずれそのような点も何らかの形でまとめたいとは思っています。
ただ20世紀前半のシオニストの主流派、いわゆる労働左派の中心がスターリニストであったことは確実なようです。『真相の深層』誌2006年冬第12号に興味深い記事があります。「イスラエル・暗黒の源流:ジャボチンスキーとユダヤ・ファシズム(第4回)」なのですが、ここにベン・グリオン政権を中心になって支えたマパムが生粋のスターリニスト集団だったことが書かれています。私が自分で調べた多くの資料でもこれは間違いないようです。しかもメナヘム・ベギンのような親ナチ・ファシストまで大切に「飼って」パレスチナに送り込んでいるわけです。
後のイスラエル国防軍の主体となるハガナーを率いたイツァーク・サデは宿営の中に常にスターリンの写真を飾っていました。ソ連はハガナーだけでなく「右派」のイルグンにまで「軍事顧問」を派遣していたようです。マパム系統の各キブツではスターリンの誕生日を盛大に祝い、その死後に追悼式まで行っています。そもそもキブツという形自体がスターリンが進めた「集団農場」に習っているのではないでしょうか。
スターリンが「反ユダヤ主義者」だの「反シオニスト」だのといった馬鹿馬鹿しい話は、「9・11重力によるWTC垂直崩壊説」と同様のデマでしょう。
私が翻訳したナエイム・ギラディの『イラクのユダヤ人』に描かれているベン・グリオン政権とハガナーの残虐さは、その元がチェカ〜NKVDだとすれば納得のいくことです。NKVDはユダヤ人が創設した機関で、その上のほうにはカガノヴィッチとベリヤがいました。どちらもユダヤ系です。
(参照)
http://www.asyura2.com/0505/war70/msg/454.html
「シオニズムと対決するユダヤ人たち」からの翻訳:『イラクのユダヤ人』(第1部)
http://www.asyura2.com/0505/war70/msg/535.html
「シオニズムと対決するユダヤ人たち」からの翻訳:『イラクのユダヤ人』(第2部)
http://www.asyura2.com/0505/war70/msg/622.html
「シオニズムと対決するユダヤ人たち」からの翻訳:『イラクのユダヤ人』(第3部)
そういえば1937年ごろまでNKVDの中にいたユダヤ人の数は30%を超えていたのですが、それ以降、ドイツ内でのユダヤ人への締め付けが厳しくなりパレスチナへの移住が本格化するくらいになると、急激にNKVDの中にいるユダヤ人の割合が減っていきます。これは粛清によるものかもしれませんが、ひょっとしたらハガナーなどの指導に当たるためにパレスチナに「配置転換」された者もかなりいるのではないのか、とにらんでいます。
(参照:ちょっと下がったところに表がありますので判りやすいでしょう。)
http://www.vho.org/tr/2004/3/Rudolf325-327.html
Jews in the NKVD of Stalin's Soviet Union
ロシア革命とソ連初期に関しては、まだまだ多くの秘密が隠されたままになっているでしょう。