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(回答先: ユダヤ人からの告発:現代史最大の殺人者の一部はユダヤ人だった(全文対訳付き) 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2006 年 12 月 23 日 05:17:30)
ボルシェビキが一枚岩の組織ではなく、更に内部に幾つかの思想傾向や派閥があり、この論争が現在でも重要な意味がある事は明白だ。例えば、集団化・富農の許容範囲や市場統制の問題でも彼らはことごとく対立したのであって、これを見る事は今日の経済の方向性を考える上でも決して無駄ではない。彼らが何の問題でスターリンと対立し粛清されたのかを「学ぶものなし」と切り捨てる事はできないし、現在の経済のあり方にも関わってくることなのです。
反共主義者の言説にはロシア帝国の米英との利権関係への言及とソ連崩壊前後の米英の対ソ政策が欠けています。ユダヤ財閥はイスラム過激派の一部と結託して、ロシアの中央政府に揺さぶりをかけています。
ロシアが民主主義の国であった時代はない。そもそも革命前のこの帝国の警察国家の性質とシステムと列強との利権・負債に触れずして、革命後のチェーカーシステムを考察する事はできないでしょう。結局、ソ連崩壊後にぼろ儲けをしたのは米英と結託したユダヤ財閥だったのですから。革命前の動きは革命後の社会をも予言します。全く断絶がある訳ではありません。ところが、反共主義者はただボルシェビキの動きばかりを取り上げて、肝心の革命前の権力と列強の利権関係に触れないのです。そして、結局共産主義が悪いで終わっているのです。それで軍需産業の稼動が止まる訳では全くない。ソ連とイスラエルとの関係にも言及がない。列強の対ソ謀略とベルサイユ体制の問題点にも言及がない。それでは事実の半分以下しか語ってない事になる。
ロシアのプチブルは殺しても、欧米のブルジョアジーは生き残っている訳です。健在な訳ですよ。ソ連崩壊後には東欧はNATO・EUに加盟し、西側に移行している訳です。その過程を彼らは語らない。ロシアの体制問題はリトビネンコやチェチェンを見ても、米英の体制の問題だと思います。米英にとってロシアは19世紀も今もslaveの収奪地なんだ。500年間の新大陸の収奪で出来た経済システムが簡単にロシアや中国、朝鮮、カンボジア、エチオピア、モザンビークのような第三世界の国で抜け出せるでしょうか。市場をどう統制するのかという問題は現在のアメリカや日本、中国でも極めて重要な問題です。国民生活を守る上でも、規制VS自由、市場経済VS社会主義などと単純に捉えてはまずいと思います。ユーゴや中国、ニカラグア、アルジェリアの経験から見て、少なくとも革命による党派の統制によって市場の搾取から容易に抜け出せるとは観念するべきではないと思います。