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(回答先: バルセロナより愛を込めて様へ、戦争板でのご質問へのご返答 投稿者 ぷち熟女 日時 2006 年 6 月 23 日 22:51:58)
(写真:sheeple;「羊」の群れ)
『マルティチュード』ってこんなもんかな?
ぷち熟女さんへ。
今度は私の質問があなたを苦しめてしまったようですね(笑)。申し訳ない。
まあどうせ最初っから「テロリズム」とか「シオニズム」なんて書かれて無いだろうな、とは思いつつも、念のために確認してみたわけです。
どうも、いくつかの書評を読んでみての単なる山勘なのですが、マイケル・レディーンあたりが掲げていた、とかいう「ユニバーサル・ファシズム」の“裏返し”って感じなのかな、などと漠然と感じています。
マルクスにしてもレーニンにしても毛沢東にしても(あっ、北の首領様を忘れちゃいけない)、「労働者階級」「人民大衆」などとおだてておいて、やってることは新たなエリート階級作りと大虐殺。「科学的」ってのは、要はロボット化した人間の『群れ』をどう操るのか、っていうテクノロジーの話ですね。
どうせ、目の前にある事実に無関心で屁理屈こねることにしか興味の無いヤツラは、「羊飼いのテクノロジー」に夢中になるのでしょう。何せ、ありありと見える事実を無視して(ひょっとしたら本当に見えないのかもしれない)物理法則をハリーポッターにして、『パンケーキ』とか『ペンタゴンのボーイング』などといった空論にしがみつくわけです。こんなヤツラが「イスラム・テロ」を宣伝してシオニズムを左から固める、ってことです。これがこの連中の結ぶ「果実」なんですね。「手先」なんてもんじゃない。「手」そのものです。
そういえばむかし「第三の男」という映画がありまして、オーソン・ウエルズが扮する悪党がジョセフ・コットン扮する善玉のジャーナリストに、ウィーンの観覧車の中で会話をする有名なシーンがあるのですが、正確には覚えていませんが、大体こんな内容だったと思います。
「世間のヤツラは大衆のことを『プロレタリアート』とか何とかおだててありがたがっているのだが、オレに言わせりゃ、みんなカモだぜ。」
ネグリとかハートとかの言う『マルティチュード』ってのは、手垢が付いて有り難味の無くなった『プロレタリアート』に代る、有り難い「カモ様」に付けられたお名前なんでしょうかね。
(参考までに)
手持ちの英和辞典によると、
mutitude:多数、大勢、群集、人ごみ、人だかり、(the〜)庶民、大衆、数の多いこと
In the multitude of counselors there is eisdom.《諺》三人寄れば文殊の知恵
【注:counselorが多く集まれば、と言っているのであって、群集や人ごみの中で知恵が生まれる、ではない。】
cover [or hide] a multitude of sins 《戯言》多くの(悪い)ことを覆い隠す
だそうで。
カタカナで書けば何となく有り難味が出てくるような・・・。