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(回答先: とっても気になる報道 [ニッポン チャチャチャ!!] 投稿者 white 日時 2006 年 6 月 04 日 22:17:16)
□知っていたマスコミ [推定無罪]
http://jaguar.exblog.jp/3695103
知っていたマスコミ
<秋田男児殺害>水死女児の母を逮捕 死体遺棄容疑
近隣の子供が立て続けに亡くなるというミステリーで幕を開けたこの事件だが、事実は小説より奇なり。ネットを中心に噂されていた通り、一方の女児の被害者の母親が逮捕された。
その動機などはこれから徐々に明らかにはなっていくだろうが、どうもこの事件の報道は、今回の結末ありきで進んでいたような気がする。ちょっと失礼な話じゃないか? もちろん、この母親が「大筋で容疑を認めた」この大筋の中身にもよるわけだが。
10年前の松本サリン事件の時の報道合戦により、史上空前の冤罪が出てしまったわけだが、この時の反省が活かされているとは全く思えない。自白させて「やっぱり犯人だったんだね」という流れになっていたとしても、一般人が知る術はなかったりするんじゃないか。
彼女が犯人だったとしても、週刊誌を中心とした「実はオレたち、知ってるんだもんね」という姑息な含み笑いが透けて見えていた報道は下品に思えた。「彼女の疑いが晴れる日はくるのだろうか?」とかって、「本誌だけが掴んでいた、これだけの“証拠”」という逮捕後の見出しに繋がるような結びだよなぁ。実際、多くの雑誌はこうしたキャッチを続々と出してくるだろう。
さらに、格好のワイドショーネタ。母親の“職業”も言及されるだろうし、学生時代の文集なんかも公表。生い立ちから現在に至るまでのストーリーをイヤというほど流されてしまうんだろう。犯罪者として扱うから(被告となるまでは推定無罪の原則があるにもかかわらず)、あることないこと、やりたい放題。そんな絵が思い浮かぶ。
それにしても、なんか悲しい事件。
今後明らかになっていく事実のなかに、男と女、母と子、近隣家族のコミュニティ、聞いたことがあるようでない家族像が浮かび上がってくるんじゃないか。そこに飛びつく、オレみたいなミーハー(というのか?)な人間は大勢いる。
これって何かが麻痺しているってことなのかなぁ?