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(回答先: アメリカではタミフル以外にもインフルエンザの抗生物質を使っている 投稿者 Sun Shine 日時 2007 年 4 月 01 日 18:50:52)
日本ではリレンザが先に薬品として承認されましたが、薬価収載はタミフルの発売まで待たされる形で1年遅れたといういきさつがあります。今から考えるとラム筋などの圧力がかかったのだろうと推定可能です。
リレンザは日本では1999年8月、医薬品として承認申請され、1999年12月に承認されています。
承認されるとすぐ薬価収載され保険で使用できるのが普通ですので、1999年末のシーズンには高リスクの患者さんに使用できると我々は期待してました。しかし現場の期待に反して薬価は決まらず、薬はあるのに現場では使えない不思議な状態が続きました。
このため、2000年12月8日から、グラクソはリレンザを薬価基準未収載品として自費で販売する決定をします。
2001年2月2日、タミフルがなんとか薬価収載にこぎつけ、リレンザもやっと薬価収載されることになり、保険で使用可能になりました。
タミフル発売と時を同じくして、いわゆる「インフルエンザ脳症」なる「新疾患」が日本で「発見」されます。日本の医療人としてとても恥ずかしいと思います。このキャンペーン自体がラム筋の演出であったと見ます。
まるで新製品販売促進キャンペーンのように「インフルエンザ脳症」パニックが演出されましたが、決まり文句は「特効薬タミフル」でした。不思議なことにリレンザはママコ扱い、「特効薬リレンザ」キャンペーンは行われませんでした。
キャンペーンの効果は凄まじく、日本は世界の70%を消費するタミフル大国となったのでした。
そして今回はタミフル叩きキャンペーン。日本のマスゴミが手のひら返したのは、ラムズフェルドが中間選挙でほぼ失脚したためでしょう。ライス他はタミフル叩きキャンペーンを最大の消費地たる日本で演出して見せることで、ラムに引導を渡したってわけです。
タミフル亡き後、日本の新疾患、インフルエンザ脳症がどのような運命を辿るか楽しみです。
皆さん目を見開いて、インフルエンザ脳症の行く末を見逃さないよう、お願いいたします。
----グラクソ・プレスリリース-----------------------------------------
http://glaxosmithkline.co.jp/press/press/2001_1_6/20010124.html
グラクソ・スミスクラインのインフルエンザ治療薬
「リレンザ」が近日薬価基準収載の予定
2001年01月24日
グラクソ・スミスクライン株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:マーク・デュノワイエ)の抗インフルエンザウイルス剤「リレンザ」(一般名:ザナミビル水和物)は2001年2月2日付の官報告示をもって薬価基準収載の予定です。従って、官報告示当日の処方分から保険適用が可能となる予定です。
弊社は医療機関および患者からの強い要望に応えるべく、「リレンザ」の発売をインフルエンザ流行シーズンが始まる時期に間に合わせることが会社としての社会的責務と考え、薬価基準収載までの期間に限定し、2000年12月8日より同剤を薬価基準未収載品として販売してきました。薬価未収載発売後も、引き続き本剤の保険給付が可能となる薬価基準収載に向けて鋭意努力をしてきましたが、この度1月24日に開催された中央社会保険医療協議会(中医協)総会にて了承が得られ、2月2日の官報にて「リレンザ」の薬価基準収載の告示が予定される事となりました。なお、「リレンザ」の薬価収載は、5mg 1ブリスター当り193.40円(1処方:5日間分で3,868円)で予定されています。
例年、インフルエンザは12月から3月までの間に流行することから、「リレンザ」の2月2日薬価基準収載は、患者にも医療機関にとっても大きな意味を持つと考えられます。弊社は、本日以降速やかに医療機関に対して、同剤が薬価基準収載の当日処方分より保険適用となり保険請求可となる旨の情報提供を開始し、スムーズな医療事務上の移行に尽力する所存です。
「リレンザ」はインフルエンザウイルスに直接作用し、ウイルスの増殖を阻止するノイラミニダーゼ阻害という全く新しい薬理作用を持つ世界で初めての薬剤です。「リレンザ」は専用吸入器(「ディスクヘラー」)を用いて吸入投与することで、インフルエンザウイルスの主な感染・増殖部位である気道をターゲットとしてそこに直接到達し、最も効率良くウイルスに作用します。従って、必要とされる部位(気道)以外にはほとんど移行せず蓄積性もない為、副作用の発現が軽減されると考えられており、事実、臨床試験において、有害事象の発現率はプラセボと同程度でした。
オーストラリアで市販後に実施された患者調査によると、「リレンザ」を使用した患者の過半数以上が投与開始24時間以内に症状消失を感じたと答えています。
「リレンザ」は米国、ヨーロッパ諸国、オーストラリアやニュージーランドを含む51カ国において承認されています。
「リレンザ」、「ディスクヘラー」はグラクソ・スミスクライン・グループの商標です。
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http://glaxosmithkline.co.jp/press/press/2001_1_6/20010202.html
グラクソ・スミスクラインの「リレンザ」、
本日2月2日より保険適用となる
2001年02月02日
スミスクライン株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:マーク・デュノワイエ)の世界初 吸入タイプの抗インフルエンザウイルス剤「リレンザ」(一般名:ザナミビル水和物)は本日2月2日の官報告示を以って薬価基準に収載されました。従って、本日の処方分から保険医療下での使用が可能となります。
「リレンザ」の薬価基準収載は、患者にも医療機関にとっても大きな意味を持つと考えられます。弊社は、速やかに医療機関に対して、同剤が2月2日処方分より保険適用となり保険請求可となる旨の情報提供を行い、スムーズな医療事務上の移行に尽力しています。なお、「リレンザ」の1処方5日分(20ブリスター)の薬価は3,868円(薬価基準は5mg 1ブリスター当たり193.40円)です。
現在、実際にリレンザを処方された患者を対象に「リレンザ患者サーベイ」を実施しています。その中間報告によると、75%の患者が24時間以内に症状が消失したことが報告されています。「リレンザ」は吸入投与することで、インフルエンザウイルスの増殖部位である気道に瞬時に広範囲・高濃度に分布し、速やかに(10秒以内)抗ウイルス作用を発揮します。速やかな症状消失という吸入剤の利点が患者からも評価されていることが本サーベイでも報告されています。また、本サーベイでは本剤の特徴である「吸入器(ディスクヘラー)」の使用感についても、ほぼすべての患者が医師・薬剤師の指示通り使用できたと答え、「大変使いやすい、使いやすい」と感じた患者は93%を占めていた事が明らかになっています。
「リレンザ」は米国、ヨーロッパ諸国、オーストラリアやニュージーランドを含む51カ国において承認されています。
----サイゾー2001年3月号--------------------------------------------------------------------------
http://www.ultracyzo.com/kasutori/0103/k031701_02.html
新インフルエンザ治療薬、健康保険適用の不可解
厚生労働省がライバル2社のうち1社をエコ贔屓!?
まあ、いわゆるひとつのニュースだな。
▲グラクソ・スミスクライン社の「リレンザ(一般名:ザナミビル水和物)」はドライパウダータイプの吸引薬。一方、日本ロシェ社の「タミフル・カプセル75(一般名:リン酸オセルタミビル)」(写真は米国向けパッケージ)は経口カプセル剤。2つの薬が同時に薬価収載されたのは、公平なのか、不公平なのか……。
2月2日より、2つの新しいインフルエンザ治療薬が同時に薬価収載(健康保険から支払われる薬の価格が決まること)され、保険適用で処方されることが決定した。グラクソ・スミスクライン社(以下グラクソ)の「リレンザ」と日本ロシェ社の「タミフル・カプセル75」が、それである。
どちらも、インフルエンザ・ウイルスの増殖に不可欠な酵素であるノイラミダーゼを特異的に阻害し、ウイルスの増殖を直接抑制する画期的な新薬。従来のA型のみに効く治療薬「シンメトレル」には幻覚や不眠などの副作用があるのに対し、これらの新薬はA型・B型どちらのウイルスにも効果を発揮し、副作用も軽減されているという。
さて、ここまでは喜ばしいニュースなのだが、今回の件で興味深いのは、この2つの新薬の承認から薬価収載までのプロセスだ。グラクソは平成11年8月、リレンザの申請を厚生労働省(当時は厚生省)に提出、早くも同年12月に医薬品としての承認を得ている。国内での有効性が十分に実証されていない段階での異例の承認だったが、厚生労働省は前年のインフルエンザによる死者続発(1152人)を踏まえ「すぐに治療薬が必須」と判断し、昨シーズンに間に合わせるために優先承認を行ったのだ(通常、新薬の承認には2〜3年を要するが、緊急の場合には海外データも資料として認められ、ほかの薬剤よりも優先的に審議が行われるという)。
しかし、その後リレンザは、なぜか承認後1年以上も薬価収載されないという憂き目に遭う。これに納得のいかない同社は「深刻な感染症の治療薬は公衆衛生上必要なものなのだから、保険でカバーされるべきだ」との考えから、発売を見合わせてきた。「これでは何のための優先承認だったのか?」と医療関係者が厚生労働省の対応を訝るのも無理はない。
そんななか、昨年12月8日、同社はこれまでの姿勢を転換し、薬価未収載のままリレンザの発売に踏み切った。同社はこの理由を「医療機関や患者からの要望により、今シーズンに間に合わせることが社会的責務」としているが、実際には「タミフルという強力なライバルが登場したことで、先手を打って市場獲得に動かざるを得なかった」との見方が医療関係者の間では一般的だ。ここには、流行時には400億〜500億円にもなるといわれるインフルエンザ治療薬市場のシェア獲得への、同社の戦略が見え隠れする。
一方、後発の日本ロシェのタミフル・カプセル75は平成12年8月に申請、同年12月12日に優先承認、その約2カ月後には薬価収載されるという猛スピードで、リレンザと同じ土俵に上がってみせた。
片や承認から薬価収載まで1年以上、片や約2カ月。2つの新薬は、なぜ同時に保険適用となったのか。あるウイルス専門の医師に疑問をぶつけると「臨床データでは、2つの新薬の効力に特に差はない。どちらも症状が軽くなる程度で、発病してすぐ投与しないと効かない点も似ている。よって通常なら、リレンザはかなり前に薬価収載されていてもおかしくないはずだが、厚生労働省による承認や薬価収載のずさんさはいまに始まったことじゃない」と、別段珍しいことではないかのような答が返ってきた。
実は、薬価収載はこれまで、厚生労働省により決定されてきたが、昨年10月よりその過程を透明化するために医学・薬学などの専門家による「薬価算定組織」が創設され、現在は同組織により検討された薬価が中央社会保険医療協議会で審議されている。この新プロセスを経ることになって間もなく、リレンザは薬価収載されたのだ。
厚生労働省に認められなかったリレンザが、医学・薬学の専門家には問題なく承認されたという事実だけを見ると、厚生労働省が恣意的にリレンザの薬価収載を引き延ばしていたと勘ぐりたくもなってしまう。その辺りを厚生省に問うと「薬価については、いまは管轄が違うので、リレンザの収載が行われなかった経緯については不明」という無責任な答が返ってきた。これでは、厚生労働省が特定の企業と癒着しているのではと疑いを掛けられても仕方がないだろう。薬品をめぐる不可解な政策、閉じられた情報……省庁再編以後も、厚生労働省の体質は相変わらずのようだ。
(山田真弓)
(サイゾー2001年3月号掲載)
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