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(回答先: 「健康食品」と称されるクロレラの人体への影響及び業者・消費者間のトラブルについて 投稿者 熊野孤道 日時 2006 年 10 月 05 日 15:03:56)
http://www.supplerank.com/onai_contents/14.html
ワーファリン剤服用の方は要注意!《クロレラ》
健康食品を語る上で、クロレラは避けて通れません。これほど日本人に広く利用されていながら、問題のある健康食品も珍しい。クロレラは、湖や沼などの淡水に生息する藻の一種です。1950年代にはその旺盛な繁殖力から人間や動物の食料源として研究されたものの、コスト面の問題で下火になっていた。ところが、いつしか健康志向にのって健康食品として復活したのです。
皆さんも、しばしば新聞チラシなどでクロレラの宣伝を目にしたと思います。クロレラを購入した人の9割が「チラシ」がきっかけであるということもうなずけます。チラシからはいかにもいろいろな病気に効くかのように受け取れますが、本当なのでしょうか?そこで私は、クロレラのチラシについている資料請求はがきを出してみました。すると、ある日自宅のポストの中に資料の入った重い封筒が入っていました。どうも誰かが知らないうちに家を訪ね、封筒を入れていったらしいようです。その封筒の中には古い文献の他、薬事法違反すれすれの宣伝資料が含まれていました。しかも、その古い文献の内容はきわめて信頼性に乏しいものでした。
国民生活センターの調べでは、クロレラには特別な成分は含まれていないといいます。確かに骨粗鬆症、糖尿病、癌などへの効果についての基礎研究が学会で発表されていますが、人間に対する効果についてはなんともいえません。また、栄養学的にみても他の野菜とあまり変わりなく、鉄分がやや多い程度です。野菜嫌いで野菜を全く食べない人なら栄養サプリメントとしての意味があるかもしれませんが・・・。
クロレラについて、私が指摘したいのはその社会的問題である。国民生活センターに寄せられる健康食品に対する苦情は1996年の時点で3万件に及びます。クロレラについての苦情はその4分の1をも占めているという事実です。その内訳は、販売方法について 5011件、安全・品質について 2115件、価格・料金について 1813件、表示・広告について 1082件でした。トラブルを起こす販売方法の例をあげてみましょう。
折り込みチラシなどの体験談に誘われて申し込むと、自宅にセールスマンが訪問します。彼は言葉巧みにクロレラの薬効を宣伝し、一度に多量の契約をすすめるのです。効能・効果をうたうことは薬事法違反になりますが、チラシの中の体験談はこの法律に抵触しないのです。しかも一度に多量購入するため、高額となりやすいのです。さらに無視できない問題は、下痢、発疹、吐き気などの苦情が712件もあることです。特に発疹が多いようです。
クロレラに含まれる葉緑素は製造過程でフェオフォルバイトという物質に分解され、これが皮疹の原因となります。最近この物質は規制されているようですが、未だに光過敏症などの副作用報告があとをたちません。その他重篤な肝障害をきたしたとの報告もある。また、クロレラにはビタミンKが含まれていることもあまり知られていません。一般の人には問題にはなりませんが、心臓疾患や脳梗塞などでワーファリンという薬剤を服用している方にとっては、きわめて重大な問題なのです。クロレラはワーファリンの効果を減弱してしまうのです。
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