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(回答先: 「健康食品」と称されるクロレラの人体への影響及び業者・消費者間のトラブルについて 投稿者 熊野孤道 日時 2006 年 10 月 05 日 15:03:56)
http://www.gaiki.net/lib/2003/2003spl03.html#SEC5
(15) 根拠のない治療効果が宣伝される、クロレラ
2004年5月
健康食品市場の上位を占めている商品の中で、クロレラは長い寿命を保っています。1960年代半ばから栄養補給を目的として販売されていますが、その時代の健康キーワードをたくみに取り入れた「効能」をうたわれてきました。最近では「環境ホルモン排出機能」を打ち出しています。
クロレラは、淡水中に自生する単細胞の緑藻です。繁殖力が旺盛でタンパク質やミネラルが豊富なので、食料源として1940年代ごろから注目されました。丈夫な細胞壁に包まれており、そのままでは消化吸収が困難なため、食料としての利用はされていません。
サプリメントとしては、細胞壁を破砕したものが、錠剤や液剤として商品化されています。
1970年代末から新聞折り込みチラシ商法が始まり、万病に効くとして宣伝することで問題を引き起こしてきました。「生命力」「神秘性」をイメージする宣伝と、医師の治験報告でなく患者の「体験談」をもとに販売を勧めています。
クロレラには、普通の栄養素は多く含まれていますが、治療上に有効な成分が含まれている根拠はありません。
副作用がないと宣伝していますが、国民生活センターに寄せられる健康被害報告のトップを占めているのはクロレラです。葉緑素が製造過程で分解されたものが、発疹といった光過敏症を引き起こすことで知られています。他に、下痢・吐き気などの消化器症状を訴える苦情もあります。
ビタミンKをたくさん含むことから、ワーファリンを治療で使っている患者さんにとっては、効能を損なうために併用してはいけないものです。
アミノ酸の補給源としては、製造に手間がかかる分だけ割高についています。栄養補給という点では、現時点で、わざわざ購入することはないものと考えます。
まじめに、サプリメントとしての効用を研究している会社もありますが、万能だと宣伝している商品・研究会には近づかない方がよいようです。
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