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(回答先: 尾鷲市で産婦人科医消滅の危機 投稿者 どっちだ 日時 2006 年 9 月 03 日 01:08:48)
http://iseki77.blog65.fc2.com/blog-entry-241.html
伊関友伸のブログ
城西大学経営学部助教授伊関友伸のブログです。自治体病院の経営を中心に、行政やPTAのマネジメントなどについて議論をします。
尾鷲総合病院の産科医、交渉決裂 続報
三重の尾鷲総合病院の産科医の契約更新の交渉決裂したことに対しての続報があった。
市長の記者への発言として、男性医師が「心身ともに疲れ、休みたい。一部の議員の批判的な発言で気持ちの糸が切れてしまった」と話していたことが伝えられている。
市としても、これまで男性医師が1人で切り盛りしてきた産婦人科の体制については「2−3人でやっていかないと、医療事故の危険も含めて厳しいのではないか」と考えているようだ。
また、記事の中の尾鷲の妊婦の「男性医師は、人柄もよく、信頼できる人だった。条件交渉だけで決裂しましたという市の報告には納得できない」という言葉が印象に残った。
少なくとも、記事を読むと議会における一部の議員は医師に対しての尊敬がないように思われる。
このような自治体に医師は勤務しないと思う。
議員は自らの歳費を削って、そのお金で医師を確保するぐらい覚悟を決めるべきだが、署名はするものの、そういう議会・議員はほとんどない。
逆に医師のやる気を無くさせることがとても多いのが地方議会の現状だ。
中日新聞 平成18年9月1日
来月以降休診も
尾鷲総合病院の産科医、交渉決裂
http://www.chunichi.co.jp/00/mie/20060901/lcl_____mie_____000.shtml
中日新聞 平成18年9月1日
来月以降休診も
尾鷲総合病院の産科医、交渉決裂
「6万3000人の署名でともした光が、わずか1年で消えてしまった…」。尾鷲市が31日、5520万円の報酬で確保した尾鷲総合病院の産婦人科医との契約延長交渉の決裂を発表したことで、地域の妊婦や住民に戸惑いと落胆の声が広がっている。 (鈴木龍司)
伊藤允久市長はこの日の会見で、30日夕の男性医師(55)との最終交渉について説明。「市として提示額を現行の5520万円まで譲歩したが、休日かそれに見合う補償の部分で折り合いが付かなかった」とした。また、男性医師が「心身ともに疲れ、休みたい。一部の議員の批判的な発言で気持ちの糸が切れてしまった」と話していることも明かした。
市長は「9月の出産予定者(12人)は男性医師が責任を持つと話している」としたが、現段階で発表できるような後任候補は見つかっておらず「最大限努力するが、10月以降は休診になる可能性が極めて高い」との見通しを示した。ただ後任候補の何人かとは既に接触しているという。
また、これまで男性医師が1人で切り盛りしてきた産婦人科の体制については「2−3人でやっていかないと、医療事故の危険も含めて厳しいのではないか」と語った。
同病院は、9月の出産予定者以外には、ほかの病院への紹介状を書くとしているが、妊婦の不安は消えない。尾鷲市内に住む妊娠5カ月目の女性(32)は「産むこと自体が大変なのに、病院を変わることで新たな心配もしなくてはいけない」と戸惑いを見せる。その上で「男性医師は、人柄もよく、信頼できる人だった。条件交渉だけで決裂しましたという市の報告には納得できない」と行政への不満ものぞかせた。
署名活動を展開した「紀北地域に産婦人科の存続を願う会」の浜田捷穂代表(63)も「妊婦やその家族から『お医者さんを呼んでくれてありがとう』と言ってもらったのに、突然のことで残念」と肩を落としていた。
<交渉の経緯> 8月末日の契約切れを前に、7月から続けられた。市側は、給与面などほかの医師との格差や出産数の減少などを理由に4800万円への減額を要求した。しかし、男性医師は過酷な勤務実態を理由に、現行額の維持と月1回の週末休みかそれに代わる補償を求め、交渉は難航していた。
コメント
伊勢新聞web版より
http://www.isenp.co.jp/news/_2006/0901/news00.htm
に、詳しく書いてあります。
【尾鷲】尾鷲市の伊藤允久市長は三十一日の会見で、尾鷲総合病院に迎えた産婦人科医師との交渉決裂の原因が報酬額の折り合いではなく、医師の高額報酬への攻撃、中傷が原因との見解を示した。五嶋博道病院長も「報酬の条件もあるが、気持ちが切れた方が大きい」と認めている。
伊藤市長によると、七月中旬から八月中旬までの二年目の更新交渉で、「最長で来年三月まで残る、と医師から言われていた」といい、同市長が八月二十一日、市議会に交渉経過を説明し、二十五日に再度開いた市議会委員会で交わされた、一部市議の「三千万円出せば大学病院の助教授が飛んでくるのに、四千八百万円は高過ぎる」「津で開業したころのうわさもいろいろ聞こえてくるのに」などの意見を知った医師が「残る気持ちをなくした」という。
2006/09/01(金)13:04| URL | 某救急医
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