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(回答先: やっぱりそうなるか : 分娩室横に生活スペースを作り、24時間対応 ( 高額な年棒を言い訳にした虐待、拘禁 ) 投稿者 どっちだ 日時 2006 年 9 月 03 日 00:07:30)
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2006/09/01/03.html
スポーツニッポン
尾鷲市で産婦人科医消滅の危機
三重県尾鷲(おわせ)市の市立尾鷲総合病院が雇用していた唯一の常駐の産婦人科医(55)との継続契約で交渉が折り合わず、市は31日、雇用を断念した。早ければ10月にも市内から産婦人科医が消える可能性があり、市民からは「これでは子供を産めない。ますます高齢化が進んでしまう」と危ぶむ声が出ている。
尾鷲市が市内の産婦人科医を失う危機に再び陥った。昨年7月、市立尾鷲総合病院に医師を送っていた三重大が、付属病院の医師不足を理由に派遣を中止したことを受け、市は独自に津市の男性開業医を1年契約で雇った。同9月から医師は24時間、病院に常駐し、夜昼問わずの出産に備えた。この1年間でこなした出産は152件(病院調べ)で、休みは年末の2日間だけだったという。
今回の継続交渉で市は年間報酬額4800万円を提示。医師側は現状維持の5525万円と月1回の週末連休などを求めていた。市が条件面の見直しを示したのは、医師の年間報酬額がほかの医師に比べ約3倍も高額だったため。病院関係者らからも批判の声が上がっていた。市は最終的に報酬面で譲歩したものの、休日問題などで折り合えず、医師から「心身ともに疲労した」との訴えもあり、結局交渉は決裂した。
同病院では今月に出産を控えている妊婦もいることから、医師に1カ月間に限り雇用延長を了解してもらうという緊急措置で対応。10月以降の出産予定者については「他の病院を紹介していくことになる。この1カ月の間に新しい医師を早急に見つける。休診にしたくない」としている。
出産できる最寄りの病院は約45キロ先。峠道で、同地区は年間降水量が多いことでも知られ、大雨が降れば道路は通行止めになってしまう。三重大が医師派遣の中止を決めた際に署名活動を行った「紀北地区に産婦人科の存続を願う会」の久保田忠利さんは「医師は評判も良かった。せっかく出産できる状況が整ったのに非常に残念。会では最善策を協議していく」と話した。
[ 2006年09月01日付 紙面記事 ]
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