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(回答先: 紀陽HD 300億円の公的資金注入決定 【日経ネット】 <竹中さん お疲れ様でした。> 投稿者 hou 日時 2006 年 9 月 15 日 23:30:25)
http://j.peopledaily.com.cn/2006/09/16/jp20060916_63113.html
首相に殉じ、新政権と距離 竹中議員辞職
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「小泉内閣の終焉(しゅうえん)をもって、政治の世界における役割は終わる」。竹中総務相がそう語って15日に参院議員辞職を表明したのは、新政権の船出に水を差さないようにすると同時に、「安倍新政権」には距離を置こうとしているためだ。だが任期を4年残しての突然の議員辞職には、与野党から「無責任だ」と批判が噴出している。
「小泉改革の最初から最後まで、小泉総理とご一緒できたことは、誠に光栄でありました」
閣議後の記者会見で参院議員の辞職を表明した竹中総務相は、こう言って目を潤ませた。01年4月の小泉内閣発足から5年半。閣内にとどまった唯一の閣僚だった。
首相退陣とともに閣僚だけでなく、議員も辞職する――。竹中氏は今年1月にこの意向を小泉首相に伝えていた。周辺は夏に入って辞職表明のタイミングを計っていた。
竹中氏は当初、小泉内閣最後の閣議となる26日前後の表明を検討した。しかし、14日夜、首相から「明日やったほうがいいな」と言われ、急きょ発表の前倒しを決めた。
竹中氏は15日、安倍官房長官への支持を明言したが、小泉首相退陣に合わせた議員辞職の決断には、「安倍新政権」との距離感がにじむ。
安倍氏が自民党総裁選立候補に向けて政権公約を練っていた8月中旬、竹中氏は経済政策や地方政策をめぐり、都内のホテルで安倍氏と何度か面会した。だが、今月1日に発表した政権公約には、竹中氏がこだわった地方分権一括法をはじめ助言が反映された点は乏しかった。事前に公約の原案も示されなかった。
竹中氏は最近、「霞が関」の復権に対する懸念から、「次期政権には悲観している」と周囲に語っていた。周辺も「議員辞職は既定路線だが、それが最近正しい判断だとわかった」と明かす。
一方の安倍氏は総裁選レースで改革継続を掲げているが、格差是正を説くなど小泉改革の修正に力点を置きつつある。
15日、安倍氏は「大変驚いた」としつつも、「小泉首相とともに内閣を去るという判断をされたと思う。その進退については、私も敬意を払いたいと思う」と述べ、自らの内閣では起用しない考えをにじませた。
竹中氏は首相と二人三脚で「抵抗勢力」に対抗した。不良債権処理や郵政民営化で力を発揮し、経済同友会の北城恪太郎代表幹事も15日、記者団に「とくに経済財政諮問会議の事務局として大きな成果を出した。構造改革推進に大きな貢献があった方だ」と評価した。
小泉首相は15日夜、首相官邸で記者団の質問に答え、「小泉内閣の改革について語る場合は、竹中大臣なくして語ることはできない。悪意に満ちた批判にもよく耐えて、よく頑張ってくれた」と竹中氏をねぎらった。
竹中氏が04年参院選の比例区で獲得したのは72万票余りだった。野党幹部は、任期途中での辞職に批判の矛先を向ける。
民主党の鳩山由紀夫幹事長は「国会議員としての仕事を4年やらずに辞めるのは極めて失礼。無責任な態度だ」。社民党の福島党首は「国会議員になったのは、大臣になるハクをつけるためなのか。投票した人の気持ちをどう考えているのか」と憤った。
批判は与党内にも広がる。自民党の閣僚経験者は「国会議員になったのは閣僚をやるうえで民間人だと都合が悪くなったからで、閣僚を辞めるから議員も辞めるというのは、あまりにも身勝手な理屈だ」と語った。公明党の神崎代表も「70万票を超える得票をされているわけだから、有権者の皆様にきちんと説明すべきだ」と指摘した。
日本経団連の御手洗冨士夫会長も15日、記者団に「進退という意味では潔かった。ただ、参院議員まで辞めていいものなのか。選挙で選ばれたわけだから」と語った。