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(回答先: ダイエー経営権掌握 丸紅 来月698億円で取得 【東京新聞】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 7 月 29 日 11:21:27)
巨大流通 丸紅軸に 市場へ影響力強化目指す
丸紅は28日、産業再生機構からダイエー株を譲り受けることを正式に決め、主導的な立場でダイエー再建に乗り出すことになった。今後、系列の食品スーパー、マルエツ、東武ストアとの連携を強化する考えだ。当面は共同仕入れなどによる相乗効果を狙う。激化する一方のスーパー間競争のなかで、丸紅を軸にした巨大流通グループが誕生、存在感を増す可能性がある。(石垣良幸)
「不採算事業からの撤退などの改革を完了した。営業力の強化で(業績は)回復基調にある。再生への確かな道筋を確認できた」。28日記者会見した丸紅の勝俣宣夫社長は、ダイエーの現状をこう評価し、引き続き林文子会長、樋口泰行社長にダイエーの経営を任せるほか、新たなパートナーとの提携を検討する考えを示した。
丸紅が698億円も投資してダイエーを傘下に入れる狙いは、消費者に近いスーパーからの情報をもとに、ニーズの高い商品を調達し、各スーパーに供給、収益性を高めることにある。「売れる商品は系列にこだわらず他のスーパーにも売り込みをかける」(丸紅)ことで消費市場での影響力の強化を目指している。
一方、ダイエーは丸紅の傘下に入ることで、経営再建をさらに加速させる考えだ。「仕入れから資金調達、経営ノウハウまでややもすればカンと経験で突き進みがちだったダイエーに、合理的な手法を持ち込んでくれた」とダイエーの丸紅に対する評価は高い。
ダイエーは、丸紅との取引額が700億円にも上る。これまで食品スーパー、グルメシティなど子会社4社と加工食品を中心に共同仕入れを展開。今後は加工だけでなく生鮮も含めて連携を拡大させる方向だ。
ダイエーは今年3〜5月期決算で連結営業黒字を確保するなど業績に明るさはみられるものの、再生への足取りはおぼつかない。丸紅は系列スーパーの経営に口出ししない立場を鮮明にしてきたが、今後はそうはいかなくなってきた。
筆頭株主となる丸紅への影響も大きいだけに、うまく再建が軌道に乗らなければ、ダイエーの抜本的な改革に乗り出す可能性もある。
ダイエー、マルエツ、東武ストアの3社を合わせた平成18年2月期の連結売上高は合計で2兆円を超える規模があり、流通再編の新たな鍵を握ることになりそうだ。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/29kei002.htm