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(回答先: 米国株:ダウ平均、一時1万1000ドル割れ−利上げ観測で売り優勢 (ブルームバーグ) 投稿者 愚民党 日時 2006 年 6 月 07 日 06:14:34)
「為替」 米追加利上げ観測&地政学的リスク後退でドル買い加速113.57円/ニューヨーク外国為替市場概況
「米追加利上げ観測&地政学的リスク後退でドル買い加速113.57円」ニューヨーク
概況 2006年6月7日(水曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:29JST 「米追加利上げ観測&地政学的リスク後退でドル買い加速113.57円」
【ロンドン市場概況】
6日のロンドン外為市場では、ユーロ・ドルは、ミュスカ仏財務省国庫経済政策局
長の発言をきっかけにポジション調整のユーロ売りが徐々に強まり、1.2919ドルか
ら1.2856ドルまで下落、ポンド・ドルも1.8748ドルから1.8679ドルまで連れ安とな
り、ドル・スイスは1.2053フランから1.2122フランまで上昇した。ユーロ・円は、
利食いの売りで144円99銭から軟調に推移となり、144円50銭のストップロスを試す
動きも出て144円52銭まで下落、ドル・円は112円13銭から112円43銭で上下した。
【経済指標】
ユーロ圏・5月のサービス部門PMI:58.7(予想58.5、4月58.3)、2000年9月以来最
高
仏・5月のサービス部門PMI:60.6(4月59.4)、2000年12月以来最高
独・5月のサービス部門PMI:56.7(4月57.3)
【要人発言】
ラリジャニ・イラン最高安全保障委員会事務局長
「イラン核問題の包括見返り案に前向きな点ある」
ミュスカ仏財務省国庫経済政策局長
「仏当局はユーロの水準に懸念ないが動向を注視」
「ブルトン仏経済財務産業相がEU財務相会合でユーロの問題について話し合う予
定」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:112円44銭、ユーロ・ドル:1.2862ドル、ユーロ・円:144円65銭、ポン
ド・ドル:1.8686ドル、ドル・スイス:1.2128フラン
【ニューヨーク市場概況】
6日のニューヨーク外為市場では、ドル・円はWSJ紙に記載されたプール米セントル
イス連銀総裁のタカ派発言や地政学的リスクの後退を受け、中期ファンド筋とされ
るショートカバー主導で112円42銭から113円57銭まで上昇したが、米国や新興市場
国の株安による “質への逃避”の債券買い(利回り低下)に上げ止まり113円30銭
前後で引けた。
ユーロ・ドルは米金利先高観を受けて1.2870ドルから1.2808ドルまで下落し、
1.2830ドル前後で取引を終えた。ユーロ・円はドル・円の上昇に連れ、CTA(商品投
資顧問)主導の買いで144円61銭から145円47銭まで上昇した。ポンド・ドルは
1.8690ドルから1.8592ドルまで下落した。ドル・スイスは地政学的リスクの後退に
より1.2120フランから1.2180フランまで上昇した。
【原油市場】
原油相場は3週間ぶり高値水準から反落。イランが先週提示された核開発問題をめぐ
る包括的見返り案に対して「前向きなステップがみられた」との見方を示し、交渉
進展の可能性がみられたことから売りが先行した。AP通信社によれば、同案の核開
発停止条件のひとつとして、米国によるイランへのウラン濃縮技術の提供が含まれ
ているという。NYMEX原油先物価格は一時71.35ドルまで下落し、72.50ドル(前日比
0.1%安)で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は続落。昨日のバーナンキFRB議長の発言を受けて利上げ継続観測が強ま
っており、終日軟調な展開となった。また本日、セントルイス連銀のプール総裁が
「景気減速によるインフレ抑制は期待できない」と語ったことも嫌気されている。
セクター別では、電気通信サービスや食品・飲料・タバコが上昇する一方で、自動
車・自動車部品や耐久消費財・アパレルが軟調。ワコビアが投資判断を引き下げた
住宅メーカーのDRホートン(DHI)やパルテ・ホームズ(PHM)が下落。税務サービ
スのH&Rブロック(HRB)はUBSが業績予想を引き下げたことで下落。一方でグーグル
(GOOG)はウェブ上での表計算機能の提供を開始したことで買われた。また、キャ
ラウェイ・ゴルフ(ELY)は5000億ドルの自社株買いを発表して上昇した。ダウ構成
銘柄では、株主総会でワゴナーCEOが同社の再生の道は険しいとの認識を示したGM
(GM)が下落した。結局ダウは46.58ドル安の11002.14、ナスダックは6.84ポイント
安の2162.78で取引を終了した。連銀関係者が相次いでインフレ抑制が最重要との見
方を示したことで、来週の消費者物価指数への関心が一気に高まっている。
【通貨オプション】
ドル・円は昨日のバーナンキ米FRB議長の発言による米金利先高観の強まり、地政
学的リスクの後退を受けて買いが先行し113円台半ばまで戻している。しかしなが
ら、オプション市場では111円50銭前後での底割れを起こさずにレンジ相場に戻った
影響から売りが強まり、1ヶ月物は9.800%から9.400%、3ヶ月物は9.675%から
9.225%、6ヶ月物は9.525%から9.175%へそれぞれ低下した。
リスクリバーサルでは、金利格差拡大観測に伴い円先高観が後退しており、25デル
タ円コール・ドルプット1ヶ月物は+1.325%から+0.950%、3ヶ月物は+1.650%から
+1.500%、6ヶ月物は+1.875%から+1.825%へそれぞれ縮小した。
【経済指標】
カナダ・4月の建築許可件数:前月比-10.6%(予想-2.5%、3月+6.3%←+5.3%)
【要人発言】
プール・セントルイス地区連銀総裁(投票権無)
「景気減速だけでインフレ緩和は困難」
「連銀は政策金利の上方バイアスを持つ必要がある」
「利上げ若干行き過ぎの方が安全」
「インフレ上昇のため実質利上げ幅は4%以下」
バイズFRB理事
「連銀はインフレを加速させたくない」
「失業者の増加を避けたい」
「連銀は利上げサイクルをいつ終了させるかわからない」
「コアPCE価格指数の2.1%は非常に不満足」
ホーニグ米カンザスシティー連銀総裁(投票権無)
「金融政策は最近まで緩和的であった」
「米国経済は非常に強い」
「米国経済は引き続き堅調に推移する」
「消費者は高いエネルギー価格を調整した」
「金融政策は“中立水準レンジ”へ移行した」
「インフレは容認レンジの上限だがレンジ内」
「インフレは抑制させる必要がある」
「経常赤字は是正が必要」
「連銀は警戒が必要」
「金融政策は時間差で効果」
「連銀は政策金利を5%での米経済指標を注視する必要がある」
「ドル以外の通貨が準備通貨としてドルに換わる事はないであろう」
ユンケル・ルクセンブルク首相
「ユーロ高がユーロ圏経済成長を妨げる可能性を徐々に懸念し始めている」
「高い金利は経済成長を妨げず」
「もしECBが2%のインフレ率が危険域だと判断すれば、行動をおこすであろう」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 112.21 113.57 112.13 113.32
ユーロ・ドル 1.2919 1.2919 1.2808 1.2833
ユーロ・円 144.97 145.47 144.52 145.42
ドル・スイス 1.2055 1.2180 1.2053 1.2156
ポンド・ドル 1.8747 1.8748 1.8592 1.8604
株式市場:
NYダウ 11048.24 11094.26 10926.42 11002.14
ナスダック 2172.85 2176.47 2144.20 2162.78
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 5.106 5.077
米国債10年物 5.018 5.002
先物市場:
NY金先物 635.0 638.0 630.5 634.7
NY原油先物 71.65 72.65 71.35 72.50
シカゴ日経平均先物 15345 15345 15180 15355
(フィスコ) - 6月7日6時38分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060607-00000001-fis-brf