★阿修羅♪ > 国家破産46 > 585.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 重い過去 損保ジャパンと三井住友銀 【朝日新聞】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 6 月 03 日 11:19:09)
損保ジャパン 平野氏の会長内定、1週間で撤回 尾引く旧体制 不安も
生損保事業に関する違法営業などで金融庁から業務停止命令を受けた損害保険ジャパンは2日、臨時取締役会を開いて平野浩志社長(63)の会長就任を撤回、同日付で平野氏と副社長3人がグループのすべての役職から退任したと発表した。株主総会後に予定していた交代を前倒しし、佐藤正敏常務(57)が社長に昇格。経営陣刷新を急いで信頼回復につなげたい考えだが、発表から1週間あまりでの撤回劇に、社内の混乱が浮き彫りになった。
「新体制で全社一丸となって信頼回復に努めたい」。佐藤新社長は2日、東京都中央区の日銀記者クラブで会見した。子会社への転出などが内定していた副社長3人は同日付で退任。4人の退職金支払いは当面、凍結する。
同じ日銀クラブで先月24日、平野氏と佐藤氏は、並んで6月28日の総会後の社長交代を発表。平野氏は「(違法営業の)引責ではない。新中期経営計画策定にあわせた」などとして会長就任に強い意欲を示した。翌25日には、本業の損保事業で6月12日から2週間の業務停止命令を受けるなど厳しい処分が下ったが、平野氏は「(進退は)業務改善計画策定の中で検討する」として、会長職に執着した。
強硬姿勢が1週間あまりで覆ったのは、同社が想像した以上に世間の批判が強かったからだ。
「ダメージを受けている認識はあった」。こう佐藤新社長が認める通り、逆風に抗しきれない形で、先月31日になって今回退任した代表取締役4人と佐藤氏らが協議。「新経営陣が業務改善計画の策定と実行の両方を担うべきだと判断した」と、4人は自ら退任を決断した。
このほか、処分対象となった業務を担当していた、営業企画担当の島田雄二郎常務が今月28日付けで退任。国際部門を担当していた高宮洋一専務執行役員は取締役候補を辞退する。
ただ、「会長内定自体が問題だったのでは」との質問に対して佐藤新社長は、「発表の時期の配慮を欠き、スケジュール的に稚拙であったと思うが、ガバナンス(企業統治)の問題はない」と強調した。
また、2日の会見の出席者は佐藤新社長と吉満英一常務の2人。佐藤新社長は、「平野氏はすでに辞任した私人であり会見を強制できない」とし、“ワンマン社長”として君臨し続けた平野氏に対する気遣いばかりがにじみ出た。信頼回復への第一歩としては不安の残る船出となった。
◇
≪保険料650万円を不正徴収≫
損害保険ジャパンは2日、住宅ローンの借り入れに合わせて契約する「債務返済支援保険」について社内手続きにミスがあり、平成14年7月以降、2112人の契約者から650万円の保険料を不正に徴収していたと発表した。病気やけがになると保険料の支払いを免除しなければならないのに、徴収を続けていた。
この保険は契約者が病気やけがをすると、保険料を免除した上で保険金を支払い、住宅ローンの返済に充てる商品。保険金の支払い漏れなど相次ぐ不祥事を受けて社内調査した結果、新たな不正が判明した。該当する契約者には直ちに保険料を払い戻す。
また、同社など損保12社の顧客1万1950人分の氏名や住所などの情報を記録した「USBメモリー」を紛失したことも公表した。現時点では不正使用の事実は確認されていないという。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/03kei002.htm