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(回答先: 『“2006年6月6日”の大予言』 【上田真里栄 】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 5 月 31 日 13:11:57)
日経平均一時373円下げる、世界株安懸念で全面安−後半は小康(2) (ブルームバーグ)
2006年5月31日(水)12時36分
5月31日(ブルームバーグ):午前の東京株式相場は大幅続落。日経平均
株価は一時373円安となり、相場の方向性を判断する上で注目されていた24日
の取引時間中安値の1万5508円を一時割り込んだ。前日の欧米、中南米株式相
場が下落基調を強め、世界同時株安への警戒感が再度高まった格好。取引後半は、
やや小康状態となった。
輸出関連株中心に幅広い銘柄に売りが先行。ソニーやキヤノンなどの電機株、
トヨタ自動車などの輸送用機器株が下落。三菱UFJフィナンシャル・グループ
などの銀行株、コマツなどの機械株、NTTドコモなどの情報・通信株にも安い
銘柄が目立った。東証業種別33指数は水産・農林以外の32業種が下げ、ほぼ全
面安。東証1部の騰落状況は、値下がり銘柄数が1428と約8割が下落した。
第一勧業アセットマネジメントの柏原延行執行役員は「会計不信や自民党総
裁選への不透明感、日銀の量的緩和解除時期をめぐる憶測などがくすぶる中、海
外の株式相場が崩れ、影響を受けている。企業業績への上振れ期待感はあり、そ
れが確認されるまでは、外部要因に影響を受けやすくなる」と指摘した。
ただ柏原氏は、「米景気は減速感が漂ってくるかも知れないが、マイナス成
長になることはないとみている。ビルトインスタビライザー(財政による景気の
自動安定化装置)は強化されており、大きな株価の崩れはないだろう」と見る。
午前の日経平均株価は、前日比286円93銭(1.8%)安の1万5572円52
銭。TOPIXは同25.96ポイント(1.6%)安の1586.80。東証1部の売買高
は概算で8億4237万株。
米景気の先行き見極め
午前の相場は、米景気の減速懸念をきっかけにした世界同時株安を警戒した。
注目されたメモリアルデー明けの米国株式相場は、消費者信頼感指数が前月比で
大幅低下したことなどを受け、景気の腰折れ警戒感から、2週間で最大の値下が
りとなった。月間ベースで5月は過去3年で最悪の相場動向になる可能性が高ま
り、東京市場でも、米景気と株価動向の先行きに対して不安感が広がった。
米景気減速をきっかけにした世界的な株安への警戒感も再び高まった。政治
リスクへの懸念も重なっている前日の中南米市場では、メキシコボルサ指数が
3.4%安、ブラジルのボペスパ指数が4.5%安と急落。海外新興国を中心とした
リスク資産から、投資マネーが退潮姿勢を強めた。
東海東京調査センターの中井裕幸取締役兼チーフストラテジストは「米景気
が減速すると、新興国の輸出に悪影響が出る。ヘッジファンドが決算対策で手じ
まっているとの見方が聞かれるが、そうではない。世界景気の減速に対する疑念
が晴れるまでは、相場は上下するだろう」との見方を示した。
信用買い残の重み、新興市場は下げ止まらない
こうした中、国内では高水準の信用買い残が重しとなり、投げ売りが加速し
ている。個人投資家の参加率が高い国内新興市場は下げ止まらず、資金回転は鈍
くなっている。東証マザーズ指数は、2004年11月1日以来となる1400ポイン
ト割れ。大証ヘラクレスは5連敗で年初来安値を連日で更新。上昇はギャガ・コ
ミュニケーションズなど11社にとどまる。個人投資家の投げ売りが出た。
市場では、「国内独自の要因はやはり信用残の重みだ。信用買い残が5兆円
を切るまで、押し目を入れてはだめだ。5兆円を切らないと、投げは一巡しない。
値ごろ感から押し目を入れてはいけない」(東海東京調査センターの中井氏)と
の声があった。
東京証券取引所が30日に発表した26日時点の信用買い残(東京・大阪・名
古屋3市場、制度と一般信用の合計)は、前週比706億円減の5兆6977億円と、
依然として高水準にとどまっている。
低位株に資金、Sサイエンやサクラダ
全体相場が軟調となる中、証券会社の自己売買部門など短期資金を中心に、
株価が低位で値動きの良い銘柄を買う動きが強まった。サクラダが商いを伴って
上昇。同社株の上昇率は一時、19.1%となり、東証1部の値上がり1位。このほ
かエス・サイエンスも上昇し、東証1部値上がり上位に入っている。
業績面で好材料の出た銘柄の一角も買われた。コスト削減で今期純損益が黒
字浮上する廣済堂が4日ぶりに大幅反発し、東証1部の値上がり上位。
SBIフューチャがヘラクレスに上場、買い気配−商品先物取引
オンライン専業の商品先物取引会社、SBIフューチャーズはこの日、大証
ヘラクレスのグロースに新規上場した。公募価格17万。午前の取引は50万円の
買い気配で終了した。
健康コーポ:買い気配が続く、上場2日目
30日に札幌証券取引所のアンビシャスに新規上場した健康食品の健康コー
ポレーションはこの日も買い気配のまま午前の取引を終了した。公募価格5万
6000円。午前は18万5000円の買い気配で終了。
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東京 常冨 浩太郎 Kotaro Tsunetomi
ktsunetomi@bloomberg.net
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