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(回答先: イメージ先行の「技術空洞」に警鐘 [ゲンダイ] 投稿者 white 日時 2006 年 4 月 27 日 11:04:59)
□ソニー“V字回復”のウラ…PS3の大不安 [夕刊フジ]
http://news.www.infoseek.co.jp/fuji/story.html?q=28fuji320060428009&cat=7
ソニー“V字回復”のウラ…PS3の大不安 (夕刊フジ)
3月決算で減益予想から一転、大幅増益となったソニー。サプライズ好決算となったが、「本格回復にはまだまだ道半ば」(大根田伸行CFO)なのが実情。今期はプレイステーション3(PS3)の赤字が足を引っ張るとみられ、正念場はこれからだ。
ハワード・ストリンガー会長が新経営方針を打ち出した昨年9月の時点では200億円の営業赤字を見込んでいたが、薄型テレビ「ブラビア」の売り上げ好調で、今年1月には前期比小幅減益ながら、1000億円の黒字になる見通しと上方修正。そしてフタを明けると、1913億円の黒字と、69%もの大幅増益となった。
確かにエレクトロニクス部門の復活基調は明確だ。最大の懸案事項だったテレビ事業は898億円の赤字となったが、今期は液晶テレビでシャープに並ぶ600万台を販売する計画で、下期には黒字化というシナリオも現実味を帯びてきた。
まさに、数字上は見事な“V字回復”だが、かさ上げされている部分もある。増益要因には、厚生年金基金の代行返上益という会計上の要因が735億円、円安による為替差益が514億円、株高を受けた金融事業の利益上乗せ850億円が含まれる。いずれも一時的なものや、変動が大きいもので、合計すると、営業利益額を上回る2100億円にも達するのだ。
今期の営業利益の見通しは1000億円とほぼ半減する見通しだが、足を引っ張るのが、11月に発売する次世代ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」だ。PS3向けの半導体をソニー内部で作っていることから収益に貢献する側面もあるが、初年度は約1000億円の損失を出す見込みだ。
「世界的なヒットになるのは間違いないが、単価は液晶テレビよりも安く、ゲームソフト開発にも費用がかかるため、投資を回収するのには時間がかかるのでは」(家電担当アナリスト)との見方もある。
今期は薄型テレビ、PS3に加え、ハリウッド映画『ダ・ヴィンチ・コード』など、巨額の投資をして当たれば大きい事業が柱となるソニー。第1打席はブラビアで長打を放ったが、真の復活には今期以降の“打率”アップが不可欠となる。
[ 2006年4月28日12時31分 ]