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(回答先: 知識が脂肪となったブタである日本人の、思考力と論理力が停止している。「新マルクス経済論」 投稿者 TORA 日時 2006 年 3 月 16 日 16:10:01)
>EUのユーロの登場はドルと石油本位制をめぐって正面から対立すべき存在ですが、イラクやイランはまさに石油をめぐる主戦場なのですが、EUもイスラムの民族主義との戦いでアメリカと共同戦線を組むことで対立を回避している。まさに三つ巴なのですが中東の石油を支配した勢力こそが帝国となれる。
>現在のアメリカは圧倒的な軍事力で石油を支配してドルの基軸通貨体制を維持していますが、カジノ資本主義が破綻した以上、アメリカは軍事力に頼らざるを得ない。しかしその軍事力を支えているのが経済ですが、経済を動かしているのが石油とドルですが、イラク戦争におけるアメリカ軍の敗退が帝国を滅ぼす事になるだろう。
>竹中平蔵はアメリカのカジノ資本主義の手先なのですが、アメリカの覇権主義は日本に対しては生き続けている。アメリカと言う国は石油本位制に基づく帝国主義国なのですが、その認識が無いから米軍の再編成が何を意味するのかも理解できていない。小泉首相自身も日本の自衛隊が中東に派遣されている意味が理解できていないのですが、軍事力で石油を奪い合う時代が来ているのだ。
http://www.ecopolis.city.itabashi.tokyo.jp/center/ecopo/ecopo22/ecop_2202.html
この島は、紀元前1000年位に、東南アジアの人がサモアに行って、5世紀にポリネシア人が20〜30人程度移住したと考えられています。1550年の最盛期には7000人程にまで人口が増えたんですねー。ところが突然と滅びてしまいました。では、何故イースター島の文明が滅びたのか。1722年、日本の江戸時代にオランダ人がここに渡った時には、3000人程が洞窟生活をしていました。そして、1877年にペルー人が老人と子どもを除いて全て奴隷として連れ去ってイースター島の歴史は終わる、そういう悲劇の島なんです。何故イースター島の文明が崩壊したのか。基本的に言うと、森林破壊による深刻な環境の悪化です。イースター島には大木が沢山あったのですが、オランダ人が行った時にはもう木は無かった。じゃ、なぜ破壊してしまったのか。彼らの主食はサツマイモと鶏肉です。日本の米は大変な手間暇がかかりますがサツマイモは放っておけばいいんです。充分な余暇が出来る。そこで彼らは何をしたかと言えば宗教に走り、部族ごとに競いあってこんなに大きなモアイ像をつくった訳です。
ところで、このモアイ像の石切り場と立っているところは、島のちょうど対岸です、どうやって運んだかといえば、木をコロにして運んだ。つまり木を切ってしまう訳です。また、人が増えたため農地が必要になる。猟に出るためのカヌーが必要になるなどして、住居のための木材が不足していったんです。木材が不足したので住居が建てられずに、洞窟のなかに入っていったんでしょう。
また、木は地面に根を張り表土が流されるのを防いでいました。
しかし、伐採により表土の流失が進み、土の栄養分が減り、サツマイモの収量も減ってくるとどうするか。人口は増えるし食料は無くなる。で、どうするかといえば人を殺して食べました。モアイ像を作れるような立派な社会基盤をもった部族同志が争ったんですね。こうしたイースター島の教訓は2つ言えると思います、その一つは、
●環境を回復不可能なまでに破壊してしまうと文明まで滅びてしまう。と言うことともう一つは、
●脱出したくとも逃げられないことです。
イースター島は、一番近い島でも2000qもあり別の島には逃げられなっかたんですね。私たちにも別の地球は有りません。液体としての水があるのは地球だけ、まさにイースター島と同じです。イースター島の悲劇は現実のものとして私たちは見ていかなければいけない。
20世紀は、民族問題と宗教をめぐる戦いだったが、大国が押さえてきました。21世紀というのはどうなるかと言えば、今は地球上の58億の人口が毎年9千万人増加しています。温暖化の進む21世紀には食料をめぐる国際紛争が起きるだろうと予測されています。この戦いはどちらかが滅びるまで進むのではないか。非常に暗いシナリオですがこうしたことも考えられる訳です。
環境問題は身近な問題として考えていかなければいけません。私の母親が「天に向かって唾すると自分の身にふりかかってくるよ」と教えてくれたことをいま思い出します。