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(回答先: 量的緩和解除 反応さまざま 産業界、高評価と警戒心 【産経新聞】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 3 月 10 日 10:09:17)
金融界 「英断」もろ手挙げ歓迎
金融界からは「金融政策の正常化へ向け前進」など、相次いで歓迎のコメントが出された一方、今後の金融政策に関し、ゼロ金利政策の解除まで早期に踏み込むことを期待した声も出ている。
全国銀行協会の前田晃伸会長（みずほフィナンシャルグループ社長）は「解除の条件が十分に満たされたとの判断の上と思う」と、「引き続き経済や物価動向を踏まえた適切な金融政策の運営を進めていただけるものと期待している」とのコメントを発表した。
超緩和策による低金利の長期化で、契約者に約束した利率を実際の運用収益が下回る逆ザヤに苦しめられてきた生命保険業界は、解除をもろ手を挙げて歓迎している。
生命保険協会の横山進一会長（住友生命保険社長）は、「日銀の英断に歓迎の意を表したい。約束どおり解除したことで、日銀はマーケットの信認をより一層高めた」と高く評価。さらに、「真の意味での正常化はゼロ金利の解除」と強調し、「早期にゼロ金利政策が解除されることを期待する」と話した。
日本損害保険協会の児玉正之会長（あいおい損害保険社長）も、「わが国の景気が回復したとの証し」などと前向きにとらえた談話を発表した。
ただ、五年にわたる量的緩和の間に、短期金融市場のノウハウを持つ人材が少なくなっている上、その間に合併やシステム更新を経験した金融機関も多く、「いざ資金が必要となったときに、スムーズに調達できるのか不安」（大手銀行）などの声も出ている。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/10kei002.htm
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