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(回答先: 【国際金融動物のヒューマノイド劇場、原油を上げろ!】 サウジ石油施設テロ アルカーイダ系が声明 供給不安 【産経新聞】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 2 月 26 日 07:31:03)
サウジ石油施設標的テロ
厳戒突破に衝撃
【カイロ=萩文明】サウジアラビア東部アブカイクにある石油精製施設で二十四日、自爆テロがあり、国際テロ組織アルカイダのサウジ国内組織が犯行声明を出した。事実なら、ビンラディン容疑者が宣言していた石油施設攻撃に、本格着手したことになる。周到な準備で警備突破を狙った手口は、「テロとの戦い」を進めてきたとするサウジ当局に衝撃を与えている。
中東の衛星テレビなどによると、実行犯が分乗した車には、世界最大の石油会社、国営アラムコの社名が書かれていた。石油作業員の制服を着用していたとの情報もあり、最初の検問所は突破した。元サウジ在住で、イスラム過激派に詳しい評論家フセイン・アリ氏は「アルカイダは石油業界や体制内に深く浸透している」と話し、内部協力者が攻撃を手助けした可能性を指摘する。
絶対王制の打倒を掲げるビンラディン容疑者はサウジ出身。同国では二〇〇三年以降、犯行声明を出した「アラビア半島のアルカイダ」によるテロが頻発、外国人や石油企業が狙われてきた。同容疑者は〇四年、石油施設攻撃を宣言。治安当局は徹底した弾圧でこれまでに百二十人を殺害し、幹部らを拘束してきた。
だが包囲網にもかかわらず、「王宮より厳重な警備」とされる施設が今回、初めて標的となり、軽微だが損害も出た。「最高の標的」との指摘がついに現実化した形だ。
サウジの原油埋蔵量は世界の25%を占める。輸出量の三分の二を処理するアブカイクは世界経済の「心臓」だ。今回、原油価格がすぐに一バレル当たり二ドルも上昇したように、ここへの攻撃は世界経済への致命傷となり、王政の危機に直結する。
国内勢力に加え、不安に拍車を掛けているのが、イラクからサウジへの武装勢力の流入だ。石油施設の破壊はイラクの武装勢力の常とう手段。イラクで訓練を積んだ勢力の帰国が昨年以降、指摘されている。今回の事件との関連は不明だが、長いサウジ・イラク国境は砂漠地帯にあり、流入阻止は不可能に近い。
ヨルダンで昨秋に起きた自爆テロはイラク人の犯行だった。「テロとの戦い」が逆に、テロ拡散を加速させつつある。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20060226/mng_____kok_____004.shtml