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(回答先: 【ライブドアショック】 拙速だった時間外取引「合法」 【産経新聞】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 1 月 29 日 08:10:08)
高値売り抜け 外資経由で売却 ライブドア
ライブドアグループによる証券取引法違反事件で、ライブドア前社長堀江貴文容疑者(33)=同法違反容疑で逮捕=らが昨年一月、企業買収の裏で売り抜けた子会社「ライブドアマーケティング」の新株は、その後、スイスに本拠がある金融機関のプライベートバンクなどを経由して売却されたことが分かった。東京地検特捜部は、同株が複数回にわたり売却されていることから、最終的な売却益がどこに流れたのかについても、詳しく調べているとみられる。
調べによると、堀江容疑者とライブドア前財務担当取締役宮内亮治容疑者(33)=同=らは、同社が実質支配する「VLMA2号投資事業組合」を舞台に、マーケティング社株を高値で売り抜けようと計画。まず、同事業組合が二〇〇四年六月、出版社「マネーライフ社」の旧株主から約四千二百万円で株を取得。その後、マーケティング社は同年十月、マネー社を株式交換で買収すると発表した。
翌〇五年一月、同事業組合はマーケティング社との株式交換により、株式分割で高騰したマーケティング社の新株十六万株を取得。八日後に外資系投資ファンドに約八億円で売却、うち約六億九千万円がライブドア本体に還流したとされる。
関係者によると、この外資系投資ファンドはタックスヘイブン(租税回避地)の英領バージン諸島に設立されていたとされる。タックスヘイブンの国や地域では、外国企業に対して非課税や極めて低率の課税しか行われない。この投資ファンドは取得したマーケティング社株全株を外資系証券会社を通じて約九億三千万円で売却。同株はその後、スイスが本拠の金融機関に開設されたプライベートバンクなどに流れたとされる。
プライベートバンクは金融機関が個人や法人の財産を総合的に管理・運用するサービス。このスイス系金融機関は守秘が徹底されており、捜査機関からの口座照会を拒否することもあるという。匿名口座を開設することもできるため、マネーロンダリング(資金洗浄)に使われることもあるとされる。
特捜部は、マーケティング社の株が、名義人の分かりにくいプライベートバンクに流れた経緯についても、詳しく調べているもようだ。
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ライブドア関連会社の企業買収などをめぐる証券取引法違反事件で、証券取引等監視委員会は二十八日、同法違反(偽計取引、風説の流布)の疑いで東京地検特捜部に逮捕されたライブドア前社長堀江貴文容疑者ら四人と関連会社に加え、ライブドア本体も告発する方針を固めた。ライブドアが企業買収にかかわり、堀江容疑者ら上層部が深く関与しているなどとして、同法の両罰規定適用が必要と判断した。
調べによると、堀江容疑者ら四人は共謀し、二〇〇四年十月に発表した関連会社(当時子会社)のバリュークリックジャパン(現ライブドアマーケティング)による出版社買収で、出版社の価値を不正に高く算定したり、既にライブドア支配下の投資事業組合が出版社を買収していたのに、新たにグループ外から買収するように装ったりした疑い。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060129/mng_____sya_____006.shtml