★阿修羅♪ > 国家破産44 > 740.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 【本丸?】 [SBIホールディングス]北尾CEO、堀江容疑者を批判 【毎日新聞】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 1 月 26 日 06:26:46)
[ライブドア]株売買成立、マネーゲームの様相
証券取引法違反事件で、値幅制限いっぱい(ストップ安)の急落が続いていたライブドア株は25日、7営業日ぶりに取引時間中に売買が成立した。ライブドア株は、上場廃止の可能性があることを投資家に注意喚起する監理ポストに割り当てられたばかりだが、同日は大量の買い注文が入った。上場廃止になれば紙くずになりかねないライブドア株を、だれがどんな理由で買っているのか。市場では、「ライブドア株をめぐるマネーゲームが始まった」(大手証券)という声も出ている。【後藤逸郎、竹島一登、上田宏明】
◇乱高下に狙い 資産、株価見合いで「買い」
ライブドアの株主は約22万人で、その多くは株価急落で含み損を抱えた。強制捜査直前には696円だったライブドアの株価は25日の終値で137円となり、1万株持っている株主は559万円の含み損だ。下がり続ける株は早く売って損を少なくしたいため、強制捜査後は売り手が買い手より圧倒的に多い状態でストップ安が続いた。25日になって大量の買い注文が入ったのはなぜか。
ライブドア株を買っている投資家の理由のひとつはマネーゲームだ。
監理ポストに割り当てられた銘柄は、「発行済み株式が多い場合、株価は乱高下しやすい」(東証の深山浩永執行役員)といい、ネット取引を1日に何度も繰り返すデイトレーダーなどの個人投資家は1〜2円のもうけを狙って売買しているとみられる。ただ、大量の取引が集中すればシステムがパンクする不安を抱える東証は、ライブドア株の取引規制を26日から一層強化し、投機的な株価の乱高下を防ごうとしており、デイトレーダーの思惑通りになるかどうかは不透明だ。
二つ目は、ライブドアの株価と企業価値を比べて「いまが買い時」とみている投資家の存在だ。
投資判断指標のひとつで株式時価総額が純資産の何倍かを示す株価純資産倍率(PBR)をみると、ライブドア株の場合、172円でPBR1倍となる。つまり、ライブドアの純資産を1株当たりにすると172円で、株価がこれより下がれば企業価値に比べて割安というわけだ。25日のライブドア株は128〜164円で推移しており、割安感から買われたとみられる。
ただ、純資産などの財務数値はライブドアの決算が正しいことが前提で、粉飾決算が疑われる現状ではこうした指標に従った売買も“投機的”とも言える。
三つ目の理由は、ライブドアがこの先、どうなるかを見越した思惑買いだ。
ライブドアは堀江貴文前社長ら逮捕された経営陣を刷新した。高株価を背景にした時価総額経営は事実上破たんしたが、これまでに繰り返したM&A(企業の合併・買収)で傘下に収めた企業には実業がしっかりしたところが少なくない。本体には豊富な現預金もあることから、市場では「外資系ファンドが買収する可能性がある」ともささやかれる。かりに上場廃止になっても近い将来の再上場を狙う可能性もあり、投資家の思惑買いを促しているようだ。
◇東証 5分刻みで気配値下げ
ライブドア株は発行済み株式が約10億5000万株で、1株でも売買できる。東証は売買成立(約定)の処理件数を1日当たり500万件に引き上げたばかりだが、ライブドア株の売買が成立すれば東証の売買システムに大きな負担となる。
株式は買い注文と売り注文の数が取引時間中に一致しない限り、約定しないのが原則。東京地検の強制捜査後、ライブドア株は24日まで売り注文が買い注文を連日2億株以上も上回り、約定しなかった。
しかし、25日はインターネットを使った個人投資家などの買いが殺到。東証が混乱を恐れて遅らせた取引開始時刻の午後1時半の直前には、買い注文が2億株を超え売り注文を上回った。しかし、取引開始時点では再び売りが買いを上回り、この時点で約定はしなかった。
売買注文数に差がある場合、東証はセリのように参考価格(特別気配値)を示し、売り方と買い方の折り合いがつく価格を探る。売り注文が多い場合は5分ごとに値を下げ、買い注文と釣り合った瞬間に売買が成立する仕組み。この日のライブドア株は前日終値の176円で始まったが売買は成立せず、5円刻みで下げられると売買注文数の差がじりじりと縮まり微調整の末、同1時53分に前日比21円安の155円で売買注文数が約780万株で一致した。
東証によると、ライブドア株の25日の約定件数は22万件にのぼり、全約定件数の7%を占めた。この結果、売買システムへの負荷が増え、一部銘柄の売買処理に遅れが出た。
◇投資家に売買機会 終了後「比例配分」も
ライブドア株は強制捜査後の17日から24日まで、取引時間中の売買は成立しなかった。このため、東証の業務規定に基づき、取引時間終了後に「比例配分」という方式で取引された。
ストップ高やストップ安など株価が乱高下した場合は、投資家に売買機会を提供するという考えによるものだ。
たとえば、24日は売り注文2億6000万株に対し、買い注文は107万株だった。取引時間中は、ストップ安の176円のまま売買は成立しなかったが、取引終了後に176円で107万株が配分された。逆に買い注文が売り注文を上回った場合は、証券会社の買い注文の割合に応じて株式が比例配分される。
株を振り分けられた証券会社は、注文の順番や抽選などで顧客に株を分配することになっている。
2006年01月25日21時34分
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1663427/detail?rd