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(回答先: 堀江氏の日本に対する功罪 【PJニュース】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 1 月 26 日 05:51:47)
[SBIホールディングス]北尾CEO、堀江容疑者を批判
ライブドアとフジテレビジョンのニッポン放送争奪戦では、フジにとって友好的な株主となる「白馬の騎士(ホワイト・ナイト)」に名乗りを上げたSBIホールディングスの北尾吉孝・最高経営責任者(CEO)が25日までに毎日新聞のインタビューに応じた。証券取引法違反容疑で逮捕されたライブドア前社長の堀江貴文容疑者による「時価総額経営」について、北尾CEOは「株の値上がりを投資家への還元でなく、事業利益のかさ上げに使い、ニセの収益で投資家をあざむいた」と批判した。主なやりとりは次の通り。【聞き手・竹島一登】
◇ニセの収益で投資家あざむいた
――かねて批判してきた堀江容疑者の逮捕をどう受け止めましたか。
◆ライブドア株の大型分割を「資本市場を汚す」と義憤にかられて批判したが、今回の事件で思ったより早く、ショッキングな形で裏付けられた。堀江さんのニッポン放送株買い占めからまだ1年たっていない。この間に堀江さんは選挙に担ぎ出され、日本経団連も全会一致で加入を認めた。指導者たちの見識を疑う。
――逮捕容疑は株式分割にも端を発しています。
◆一連の経過を見ると、ライブドアが出資して投資事業組合を作り、自ら運用して企業買収に使い、株式分割で株価をつり上げ、その売却益を本体に還流させる仕組みを作った。株価上昇は本来は投資家に還元されるものだが、自社株を事業利益のかさ上げに使ったことが核心ではないか。事実ならば粉飾決算で、彼の言う「時価総額経営」はニセの収益で成り立っていたことになる。
――「ライブドアショック」は東京証券取引所の全面的な売買停止に発展しました。
◆株式相場は当面の悪材料が出尽くし、今後は良好に展開すると思うが、東証が世界の市場として信用を失わないか心配だ。加えて、100分割するような銘柄は暴騰・暴落の危険があると投資家に注意喚起してきたのかという問題もある。堀江さんはメディアに露出して個人投資家の人気を集めたが、ライブドアの株式総数は10億株。こんな多数の株を発行し、株主提案の2円配当すらしない。配当による株主還元など、全く考えていなかったのだろう。
――日本のM&A(企業の合併・買収)に悪影響はありませんか。
◆企業が経営資源の選択と集中を進める以上はM&Aが減ることはないし、IT(情報技術)企業が主役だろう。ただ、逮捕されたライブドアの経営陣はみな30歳代。ほかのIT企業の若手経営者たちも「もうかればいい」という拝金主義に陥れば、必ず壁に突き当たると肝に銘じてもらいたい。
2006年01月26日03時31分 毎日新聞
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1663838/detail