★阿修羅♪ > 国家破産44 > 587.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: ライブドア 偽計買収また3社 株売却益還流80億円超 【産経新聞】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 1 月 23 日 06:05:14)
堀江氏が具体的指示 グループ関係者供述 ライブドア工作
ライブドアの関連会社が虚偽の企業買収情報などを公表したとされる事件で、家宅捜索の容疑となった出版社「マネーライフ」の買収をめぐる不正工作についてグループ関係者が、東京地検特捜部の調べに、堀江貴文社長(33)から具体的な指示があったと供述していることがわかった。特捜部は堀江社長が積極的に関与したとみて、週内にも事情聴取して詳しい説明を求める方針だ。関係者によると、ライブドアグループが03年秋以降に行った還流工作で得られた利益は、子会社との架空の取引を装うなどの手口でライブドア本体の決算粉飾に使われ、粉飾総額は約90億円に上るという。
企業買収と株式分割を組み合わせた利益還流システムは、堀江社長の側近の宮内亮治取締役(38)が考案したとされる。特捜部は22日も宮内取締役ら幹部の事情聴取を続けている。
調べでは、03年秋以降、株式交換を使った子会社化のシステムでライブドア本体は5社、関連会社の「ライブドアマーケティング」(旧バリュークリックジャパン)は1社を買収した。
家宅捜索の容疑となったのは一番最後に行われたバリュー社によるマネー社の買収。04年10月に株式交換による買収を発表した際、マネー社の企業価値をかさ上げして交換比率を公表したなどとして偽計取引の疑いが持たれている。この工作では交換相手の投資事業組合が上げた利益約7億円の大半が還流されるとともに、ライブドア本体も保有するバリュー社株を売却し、40億円余りの収入を得たとされる。
バリュー社をめぐる工作について、ライブドアグループの関係者は調べに、宮内取締役が発案し、複数の幹部らが協議したと供述。堀江社長から具体的な指示があったことも認めているという。特捜部はこうした状況を裏付ける資料も入手しているとされる。
また、堀江社長が04年7月、バリュー社幹部に対し、同年6月期の中間決算を実際は赤字なのに黒字とするよう求めていたことも関係者の話でわかった。バリュー社は04年11月に発表した決算短信で実際は赤字だったのに7200万円の経常黒字と偽り、この事実も証券取引法違反(風説の流布)の疑いがあるとして捜索容疑となった。
こうしたことから特捜部は、バリュー社をめぐるさまざまな工作は、堀江社長本人が積極関与したとの疑いを強めている。
関係者によると、計6社の買収と株価つり上げ工作で得られた利益は、子会社との架空取引を通じ、ライブドア本体に還流させるなどの方法で決算の粉飾に使われた。粉飾総額は90億円に上り、自社株の売却益などは本来、資産計上すべきところを売り上げにみせかけていたという。
事情聴取に、宮内取締役は利益還流システムを考案し実行してきたことを認めたうえで、問題はないと思っていたと供述。堀江社長の関与は否定しているという。
http://www.asahi.com/paper/front.html