★阿修羅♪ > 国家破産44 > 520.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: ライブドアグループに動揺広がる 各社社長人事に混乱も 【朝日新聞】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 1 月 21 日 17:39:40)
堀江ナンバー2辞任必至、ライブドア空中分解へ
「命狙われてる」と引き籠る
辞任必至のナンバー2宮内氏(右)。ホリエモンもさらに窮地に…
ライブドアグループを舞台にした証券取引法違反事件で、20日、東京地検特捜部の事情聴取を受けたナンバー2の宮内亮治取締役最高財務責任者(38)。同社の拡大戦略に深く関わり、粉飾決算疑惑も主導したとされる宮内氏の辞任は必至の情勢だ。週明けには、堀江貴文社長(33)も聴取を受けるとみられ、ライブドア帝国は空中分解の危機に直面している。
【金正日】
「表の社長が堀江なら、裏の社長が宮内」(業界関係者)と言われるほど、ライブドアでの存在感が大きい宮内氏。高校野球の強豪・市立横浜商業(Y校)出身で、堀江社長に請われて税理士からライブドアの前身、オン・ザ・エッヂに転身。上場やM&A(合併・買収)など、投資・財務部門のトップで、昨年のニッポン放送株の取得も主導していた。
自分の意見を押し通す豪腕ぶりは、社内で「ライブドアの金正日」と揶揄されているという。
一連の不正工作疑惑でも、宮内氏が発案、堀江社長の了承を得る形で実行されたとみられる。
【引責辞任】
特捜部の強制捜査が入った直後、宮内氏は、「すべて自分の責任。堀江は関係ない」と、堀江社長をかばい、辞任の意思を示唆していた。
堀江社長はブログの中で「(宮内氏に)現時点でそのような考えはない」と否定したが、堀江社長と並んで疑惑の“ど真ん中”に位置するだけに、「辞任は避けられない」(市場関係者)との見方が支配的だ。
宮内氏は、ライブドアが買収したマンション分譲のダイナシティの社長に就任する予定だったが、同社は2月7日に予定していた臨時株主総会を延期。社長人事を白紙に戻す方向で検討に入った。
宮内氏は平成16年10月にも、一時、提携関係にあったイーバンクとの係争問題の責任を取って取締役を辞任。“ヒラ社員”となったが、わずか2カ月後の株主総会で取締役に復帰した過去があるが、「今回は刑事事件だけに、問題の大きさが違う」(同)。
【空中分解】
東京証券取引所は21日付で、ライブドアとライブドアマーケティングの株式を、投資家に注意を促す「開示注意銘柄」に指定した。捜査の進展を見極めて「監理ポスト」入りを判断するとみられ、上場廃止が依然、視野に入っている。
疑惑発覚後、企業イメージが極端に悪化し、ライブドアと手を組んできた企業も提携解消の動きを加速させている。
フジテレビは派遣していた役員を引き揚げ、業務提携解消を検討、ライブドアへの賠償請求も視野に入れているという。
テレビ番組とネット通販を連携させていたテレビ東京も提携解消を決定。出版社の幻冬舎やゴルフ場予約事業で提携しているゴルフパートナー、中古車のネット販売で提携するアップルインターナショナルも状況次第で提携を解消する。
西京銀行と共同出資でネット専業銀行を設立する構想も当局が難色を示しているため、実現は絶望的な状況だ。
ライブドアは、ポータル(玄関)サイトの営業を継続する方針を明らかにしているが、一部の広告主が出稿を停止。さらに、ライブドア証券が主幹事だったバイオベンチャー、エフェクター細胞研究所は、主幹事を変更する意向を明らかにしている。
【機能マヒ】
こうした状況で力を発揮すべきなのが取締役ら経営陣だが、宮内氏のほか、熊谷史人取締役(28)も特捜部の聴取を受けている。通販大手セシールの社長就任を辞退した岡本文人取締役(38)も捜査対象とみられ、身動きが取れない状況となっている。
グループ会社でも、堀江社長が20社近く、宮内氏が10社近くの取締役を兼務しており、特捜部の捜査が本格化するにつれ、ライブドアグループ全体が機能不全に陥りかねない状況だ。
【脅える堀江】
関係者によると、堀江社長は六本木ヒルズのオフィスで通常業務を行っているが、部屋にこもったままで、他の社員と顔をあわせることはほとんどないという。
一連の事件で、キーマンだったことが判明したエイチ・エス証券の野口英昭副社長(38)が割腹自殺したことに、堀江社長は「マジかよ」と言ったきり絶句するなど、強いショックを受けている。
一部報道では「命を狙われている」と周囲に漏らしているという堀江社長。
「昨年の総選挙の際、堀江氏の問題発言がもとで、堀江氏周辺の警備が厳しくなったことがあったと聞く。オン・ザ・エッヂ時代からの側近だった野口さんの死はさすがの堀江氏も応えているようで、かなりナーバスになっているのでしょう」(関係者)
側近の自殺、ナンバー2の聴取、特捜部の狭まる包囲網、グループ各社の株価暴落…。堀江社長が以前のように人前に姿を見せる日はもう来ないのか。
ZAKZAK 2006/01/21
http://www.zakzak.co.jp/top/2006_01/t2006012102.html