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(回答先: ロシア:ガス供給停止 / 欧州でパイプラインルート変更論も(MSN 毎日) 投稿者 gataro 日時 2006 年 1 月 03 日 10:56:25)
【モスクワ=五十嵐弘一】ロシアは1日、ウクライナへの天然ガス輸出を全面停止した。
2004年末の政変で誕生したウクライナのユシチェンコ政権が親欧米路線を進めたことに対する報復措置とみられている。欧米諸国では、エネルギーを政治的圧力に使う露側への懸念が高まっている。
ロイター通信によると、ウクライナに天然ガスを輸出している露政府系「ガスプロム」のスポークスマンは1日、日量1億2000万立方メートルのウクライナ向け輸出を止めたと発表した。露側が、2006年分の輸出価格を05年の4倍以上の1000立方メートル当たり230ドルに引き上げ、欧州向けとほぼ同じ水準にすると通告、価格の合意ができなかったためという。
ウクライナが消費するガスのうちロシアからの輸入分は3割余り。ウクライナ政府は、対策本部を設置、「備蓄取り崩しや国内生産分で当面は不足分を補える」と、国民に平静を呼びかけている。
輸出停止の影響は、ガス消費量の約25%をロシアから輸入、うち8割はウクライナ領経由で受け取る欧州連合(EU)諸国にも拡大している。
AFP通信などによると、2日夕までに、ロシアからのガス供給量が減少したのは7か国に及び、イタリアで24%、フランスで30%、ポーランドやハンガリーで約40%減った。
ガスプロムは同日、欧州向け供給量を3日までに日量9500万立方メートル増やすと発表した。
ガスプロムは、「欧州向け供給量の減少は、ウクライナがガスを途中で抜き取っているから」と主張。ウクライナは否定している。
米国務省は1日、「エネルギーを政治的圧力に利用することへの深刻な疑念」を表明した。ドイツのミヒャエル・グロス経済相は、「ロシアは主要8か国(G8)議長国として、責任ある行動を取るべきだ」と語った。
(2006年1月3日0時58分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060102id21.htm