★阿修羅♪ > 議論24 > 424.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: Kんは、分かる事は分かりますが・・・ 投稿者 考察者K 日時 2006 年 10 月 07 日 23:38:14)
Kさん、レス恐縮、いつも読ませていただいてます。
書かれているのは、理念ではなく、戦術論ですよね。
どうせ、護憲派は勝てないのだから、条件闘争に移れということだと思います。
護憲派の一番の弱点は、潜在的な支援層はあるかもしれないけど、「中心」になる部分がない、情報発信力も弱い。
改憲派は「自称中立」のマスコミを配下に収めてるし物量豊富。
沖縄戦(?)にたとえられるのは無理ないかもしれません。
しかし、
1)「政治のダイナミズム」というものがあると思うのです。
政治には、偽メール事件のように、
ひとつの事件で政治状況がひっくり返ってしまうような、オセロゲームのようなところがあります。
20世紀中には無いだろうと言われていたドイツの統一どころか、社会主義圏というものすら消滅してしまった。
改憲論議は、前回の衆議院の圧勝からトーンが上がったのですから、
次の、参院選で政権政党の敗北、または、国際的な事件なりが改憲を吹っ飛ばす可能性があるとおもいます。
2)前回の衆院選の投票統計から判断すると、政権政党の投票数は圧倒的ではないですよ。民主党は、党是として、改憲を掲げているのだろうけど(?)、党員、支持者の中には、改憲は少数派だとおもいます。
民主党は一枚岩ではなく、これ全体を改憲勢力と見るのは無理があります。
3)ここに投稿されているみなさんは、私も含めて「民」をあまり当てにしていない(?)ところがあると思うのです。
それ引っ張る政党、キャラクターが必要ですが「民」は時に時代を変えるエネルギーがあります。もっと改憲論議が熱くなると、そのエネルギーが沸騰するかもしれません。うまく話しかければ、どっちに動くかわかりません。B層だなんて失礼なはなしかもしれませんよ。
4)憲法学には、授権規範という言葉があるんです。
うろ覚えを、簡単に書くと、今の憲法は、国民主権(国民が主人)を規定しているのであって、これを逸脱するような改正は、革命、クーデターと呼び、「改正」の域を外れます。つまり、改正は無効になります。憲法改正は、ハナから足かせがついた話なのです。つまり、時間がたてば、どんどん悪い改正案がでてくるわけでないとおもいます。
お書きになられたように、ナイーブな対応策では改憲の可能性大です。
その意味で、護憲を主張するプロ政党の対応の稚屈さは否めません、野党候補の共食いなぞ、愚の骨頂でしょう。国民に、これからは、スマートに選挙戦を戦うなりアッピールして、選挙を盛り上げて、護憲派の潜在層を開拓する可能性は残っていると思いますけどね。そしたら、勝負は、わからないと思いますよ。