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(回答先: 歴史を学ぶ風潮を作りましょう。 投稿者 haru 日時 2006 年 8 月 13 日 17:52:21)
haruさん、こんにちは。
そうですね。
歴史を学ぶ事は大事でしょう。
明治維新は天皇制が強化されました。
江戸時代は幕府が権力であって天皇制は宗教的で象徴的な存在に過ぎなかったと思います。
大政奉還によって天皇制に政治権力を返上するという事が行われました。
しかし、それはあくまでポーズであって実際には天皇を裏で操る人々がいただろうと推測します。
天皇に権力を一元化する事によって日本国民を統制しようという事が行われたと思います。
その後、「恐れ多くも」という事で上官の命令は天皇陛下の命令であるとのレトリックで絶対服従のファシズム体制ができあがっていったと思います。
1945年の敗戦まで個人の思考を否定する絶対服従の体制が強化されていったでしょう。
玉音放送によって敗戦を知らされた日本国民は絶対であるものがなくなったという感想を持ったと思います。
そこから日本人の思想的迷走が始まったでしょう。
一から自分の思想を再構築しなければならなかったと思います。
ある意味それは自由な思考活動を生み出しました。
戦後民主主義と言われるものもその内の1つの形態でしょう。
>歴史を学ぶ風潮を作りましょう。
そうですね。
但し、歴史の記述は後世から見たその時代の解釈という制約を逃れる事はできないような気もしております。
>http://www.asyura2.com/0601/dispute24/msg/180.html
>投稿者 haru 日時 2006 年 8 月 13 日 17:52:21: tQR1Zy22P.JHM
>(回答先: 靖国参拝は外交問題です。 投稿者 ワヤクチャ 日時 2006 年 8 月 13 日 >14:23:16)
>ワヤクチャさん、こんにちは。
>今ある靖国問題を始めとする、戦争責任、あるいは憲法問題などは、
>歴史を知る事なしに語れる問題ではない様な気がいたします。
靖国神社の歴史
戦争責任はどのようにあるのか?
憲法をどう考えるか?
以上の事は重要です。
戦争に関しては誰が何の為に戦争に誘導したのか?
という事を検証する必要があります。
私には明治以降の日本の戦争も軍需産業の誘導があったのではないかと疑っております。
国際金融資本は日本から金をどうやって巻き上げるのかを早くから考えたと思うからです。
国際金融資本にとって目が届いていない国など無いと考えます。
当然、その手先も色々と送り込んできたでしょう。
日本を近代的な軍事国家に成長させて戦争をさせる事も行われたと思います。
坂本龍馬なんて怪しいでしょう。
誰かも書いていたと思いますが。
>明治から始まった、我が国の近代文明化、あるいは議会制民主主義等の変化。
>今、どれだけの人々が正しい歴史を知り、今に至る経緯を知っているのでしょうか?
>明治天皇の出自すら、諸説が入り交じっております。
>たかだか、百年前後の事なのに。
日本はドイツの国家体制に似せて作ってきたと思います。
国家とは世界権力にとっては1つの駒であり自分の思うように動く体制作りをやったのだと思います。
国民が統合されるように巧妙に作られてきたとも思います。
教育制度が大きかったでしょう。
思想的統一の要だからです。
>以下の記事は真実に近いのではないでしょうか?
>昭和天皇は東京裁判で免訴されたことを忘れ、いつの間にか自分も戦争の犠牲者だ、>と考えA級戦犯から距離を置こうとした。
>http://www.asyura2.com/0601/senkyo25/msg/297.html
天皇は形の上では戦争責任があります。
従って退位するなどのけじめをつけるべきだったのかも知れません。
天皇制を廃止するのが一番よかったのですが。
アメリカは天皇制を存続させる事で自らの寛容性を日本国民にアピールし、日本国民の統制の為に天皇を利用しようとしたでしょう。
実際には天皇はあやつり人形であり当事者責任はなかった可能性があります。
だとするならば天皇をあやつった人々の責任を追求する必要があります。
岸信介の責任がどうだったのかを追求する必要があるでしょうね。
日本人は政治権力の責任追求をするという伝統をまだ充分には持ちえておりません。
戦争などの重大問題に関して責任を追求するという姿勢をこれから作っていくしかないでしょう。
政権を監視し間違った政策についてはちゃんと批判をするという慣習を作っていきましょう。
天皇制について言えば時の権力に利用されやすい体質を持っているワケですからやはり廃止すべきですね。
宗教の衣をまとった政治の手段だとハッキリと認識する事が求められます。
>http://chikyuza.net/modules/news1/article.php?storyid=35
>戦後のGHQによる精神の改革によって、宗教の破壊が行われました。
精神の改革とは何だったのでしょうか?
アメリカ風民主主義やアメリカの商品文化の流入でしょうか?
自然よりも人工的なものに価値を見出すという傾向は1970年の大阪万博あたりでピークになったような気がします。
宗教の破壊とは?
日本人にどのような宗教的な伝統があったのでしょうか?
キリスト教・イスラム教・ユダヤ教に見られるような日常生活の指針(倫理)のようなものは日本では希薄ですね。
だから儒教や教育勅語というようなもので補完的に与えられたという感じがします。
>現代はその残滓が我々を取り巻いております。
オウム真理教の出現は健全な宗教が無い為に起こった事かも知れませんね。
人間の精神活動に対応するものがあまりにも日本では未発達なのでしょう。
私小説を読んで楽しむぐらいの事しかなかったって感じで。
>かつての日本人と、現代の日本人とでは精神性が百八十度違うのでしょう。
現代の日本人の精神性とは何でしょうね。
ホリエモンの存在が象徴的ですね。
金さえ手に入ればなんでもできるという思想が幅を利かしております。
ユダヤ金融資本の精神と同じですね。
マルクス主義も階級闘争という名の金取り合戦に人生の目的を収斂させたかも知れませんね。労働組合の賃金闘争主義にもそれは現れております。
日本人は思想を一から構築しなおさなければならないのかも知れません。
人生の目的を子供に語れない親とは何でしょう?って思いますね。
勉強して、いい大学へ行って、いい仕事について、給料を沢山もらって、一戸建ての家に住んで、結婚し、子供を2人ぐらいもうけて、1人は男で、老後は世話になって、一生を終えるというサイクルの中でのみ生きるって何でしょうね。
これぞ放し飼いの家畜の生き方では?って思います。
>明治維新から東京裁判まで、、
東京裁判については勝者が敗者を裁いたという事で裁判としての正当性が問われておりますが戦争ってそんなもんでしょうって思います。
負けたら何を言われてもしょうがないって感じです。
だから戦争をしてはいけないって事もありますね。
東京裁判は一部の戦犯に責任を覆いかぶせて落とし前を付けた(それでいい事にした。)という以上のものではないでしょう。
日本国民は独自に戦争責任を追求すべきだったのですが今日に至るまでほとんど手が付けられていないと思います。
遅ればせながらやっていくべきでしょうね。
あれだけの被害をこうむったのですから。
もちろん、マスコミの責任も追求しなければなりません。
>歴史についての理解なしには、靖国の問題は飛躍と象徴に満ちていて、
靖国の問題は戦意高揚の為に利用されたという点を追求すべきだと思います。
「死んだら靖国に祀られる」と思って、それを気休めにして戦地に赴いた兵士が多かったと思われます。
靖国がなければ「何故、私が死ななければならないのか?」というそれ自体最もな疑問を抱く人が増えたかも知れません。
心理操作の問題なのです。
>庶民の理解を超えている様な気がいたします。
いや、新書版の「靖国問題」だったかな?高橋和哉さんとかいう人の本を読めば色々と分かり易く書かれておりますよ。
靖国神社の戦意鼓舞神社としての本質を理解しなければ中々議論もしにくいと思います。
>僅か百年の間の正しい歴史の理解を、伝え広める努力が不可欠な様な気がいたしま>す。
「正しい歴史理解」がいかなるものかは中々難しいでしょうが説を地道に立てていくしかないでしょうね。