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上でお返事をくれたすべの方へ、
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投稿者 東京音頭 日時 2006 年 7 月 19 日 10:34:59: lg2/OnhcbNSWg
 

(回答先: 人間は全ての人の生活を最低ラインまで引き上げる努力をする義務があります。 投稿者 考察者K 日時 2006 年 7 月 17 日 10:38:26)

皆さんへ

まず、日さん、意見の紹介ありがとうございました。

私は、国籍は、法律的立場を説明するのには役立っても、一人一人の経済、社会的立場と表すものとは思いません。特に欧米では その人物の先祖を考えるのにもまったく役にも立たないのです。
日本や韓国は、その国土に、同じ言葉を話し、似たような民族が住んでいるから、ナショナリズムに陥りやすいのかな、と思います。
人と人とが、権力に対抗する時、同じ抑圧されている同士が 「あなたは、日本人か、俺達の加害者だな。謝罪しているか。悪いと思っているのか」、という まず何人なのかという心にある国籍で人を判断する意識は、人々の心の交流、団結の邪魔をしているのです。 だから為政者は、ナショナリズムをあおるのだと思います。
日本人というただのレッテル、その通りだと思います。

haru さん、日本人としての行った行為は消えない、とおっしゃっていますが、そんなことはないと思います。消えないのは、そのとき起った事実ですね。
日本帝国軍は、南京を占領、多くの人を殺した。という事実です。
でも、その子孫が、100年たって、あなたは、日本人、ああ、中国への加害者の国民ですね。と多くの人が思うということですか。
それは、被害となった国民が、ずっとあおられているからです。
こちらにすんでいるインド系オーストラリア人は、イギリス系オーストラリア人と会って、その気持ちから抜けられないといことですか。
リサーチしたわけではありませんが、私の知っている限り、考えたことないと言っていました。
インドネシア系が、オランダ系に対してもです。
私も、非英語圏の仲間だから、色々な場所で、アジア系の人とすぐ話します。親しみを感じるので。
韓国系も、中国系も、フィリピン系も、皆仲良くなれます。
思い切って、韓国系の人と中国系の人に、日本人として私への気持ちをきいたら、別に考えない。と言っていました。
他地域に住むとそんなこと関係なくなるのです。つまり、煽る勢力がいるか、いないか、ではないですか。また、その土地で、平和に暮らせているかどうかです。
人種差別も同じです。あれも煽られているのです。
人種差別は、作られていると思います。
アングロサクソンは、皆人種差別主義者ですか。そんなことはありません。
黄色人種は、みな、被害者ですか。加害者だっていっぱいいますね。
アフリカ系でもです。人種で、区別するのは、間違いですし、多くの人は知っています。
人種差別は、人々の努力でなくせます。今は、為政者が作ろうとしているから、なくならなのです。

Kさんの、歴史的な結果、人々の生活に貧富の差がある、ということは、私もそう思います。
国家として、差ばある場合もあるでしょう。多くの貧しい国とオーストラリアとか。
しかし、金持ち国の中には、貧しい人々がいっぱいいます。アフリカ系やら、東南アジアや中東からの移民などです。先住民を入れればもっとです。
例えば、貧しい国の金持ちと日本の貧乏人を比べれば、どっちが金持ちでしょうか。
インドの中流の人とアメリカの貧乏人では、前者の方が恵まれています。
各国内にいる、貧しい人々は、歴史的な結果貧乏で、歴史的結果金持ち国家となった国の人ということで、金持ちがわ、得をした側として捉えても、事実が見えなくなるだけです。

今生きていて、豊かな人々は、歴史的に得をした側の子孫でしょう。私もそう思います。
でも、それは、国籍で判断してはならないということです。
日本は確かに移民は少なく、世界の中でも、富の分配が(男女の差は大きいが)家庭を言う単位では、等しい方だったのでしょうから、そのように見てしまうのでしょうが、日本は例外的な国だと思います。これからは、日本も変わっていっていますよね。

このような不平等を是正しようとする時、歴史をこんにちまでの政治、経済など、事実とできるだけ知っていくことが大切だとおもいますが、そのためには、ある戦争で、被害者の国の国民の子孫だ、加害国の人の子孫だったということに何の意味があるのでしょうか。
人は、自分が加害者だったことに罪悪感を感じてしか、動かないのでしょうか。
私は、人の命をなんとも思わない、利己主義のかたまりのような為政者、大資本家らから、搾取、抑圧される人々を 仲間と感じる気持ちこそ大切だと思います。
だから、アフリカの貧困に直接関係ない、アボリジー支配に直接関係ない日本人の私が、彼らの貧困や抑圧に対し、なんとかしたい、と感じるのです。
現在金持ち国家の人々は、とにかく、地球全体のこの貧しい人々のおかげで、豊かなのでしょう。だから、それを自覚し、他の(国籍なんか関係ない)人々と交流しながら、変えていくことが、大切なのではないですか。
モノポリーらは、国籍なんか関係なく、手を結んでいるのではないですか。地球全体を支配するために。
もちろん 例えば、戦争阻止の気持ちの出発点に、自分の祖父が、昔中国でたくさんの人を殺したから、なんとなく、責任を感じて、というものでもいいと思います。
問題は、その心の底にある、同民族への帰属意識などを、為政者が利用し、民族、(日本的にいえば、国籍でもいいが)間での過去のことで、対立をあおり、利用しているということです。

最後に、先祖のしたことの責任問題ですが、これは、個人の 例えば父親のした事 との比較は無意味と私は思います。国家のいうのは、上にも書いたように、権力者の政治経済的立場と、一般庶民とのそれとで、雲泥の差があるからです。
時には、利害は逆だとも思います。


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