★阿修羅♪ > 議論23 > 631.html
 ★阿修羅♪
責任をどこまで取るかは個人の姿勢の問題
http://www.asyura2.com/0601/dispute23/msg/631.html
投稿者 ワヤクチャ 日時 2006 年 7 月 17 日 23:02:41: YdRawkln5F9XQ
 

(回答先: Re: 日本国民は大日本帝国の軍隊の侵略行為を阻止できなかった責任を未来永劫持つ (なぜかを詳しく説明して欲しいです。) 投稿者 東京音頭 日時 2006 年 7 月 17 日 00:45:11)

姿勢が無い者は責任を少ししか取らないし
姿勢がある者は祖先が行った悪行も償う
どこまで責任を取れば充分という線はありません。
大日本帝国の行為の責任を日本国民(日本人)が未来永劫取る事は可能だしそうすべきだという主張なのです。

現在は過去に行われた事の結果としてあります。
日本による朝鮮の植民地支配は実際にあった事でありその結果として現在があるのです。
我々日本人は植民地支配をしたという過去から免れる事はできません。
あとはその事をどう真摯に受け止めそれに対して自分がどう行動するかしかありません。
これは主体的な問題であり、誰にどこまで責任があるのかという法的な問題ではありません。

父が朝鮮半島で何人の朝鮮人を殺そうが自分には責任は無いという立場も確かにあるでしょう。
生まれてくる前の事まで責任は取れないと。
しかし、被害者の方はどうでしょうか?
自分の肉親を殺した人間の子供が「親父のやった事はオレには責任が無い。」と言ったとしたら?
父親の行為を謝罪し、その息子としてできる限りの償いをするという姿勢こそが必要なのではないですか?

戦争は集団で動くのです。
その集団の中で一人一人がどう動いたかなど分かりません。
その集団の行動に反発した人間以外はその集団の行動を容認したと思われても仕方がありません。
「私は内心は反対だった。」と言ったって意味はありません。

日本人は集団で朝鮮を支配したのであって
その結果としてある現在に全ての日本人に責任があるのです。

あの敗戦で日本人は大人しくなったように見えるかも知れませんが
帝国主義として行動をした過去があるという事は
帝国主義を完全に消去したと考えにくいです。
我々の中には帝国主義精神が脈々と受け継がれているでしょう。
侵略遺伝子と言ってもいいかも知れません。

その遺伝子を押さえ込むには
ドイツがやっているように
自らの過去を戦後生まれであっても徹底的に反省する事です。
個人としてではなく日本人(日本国民)という集団として。
個人としての責任ではなく日本人という集団の責任を問うているのです。
集団から完全に独立した個人は無いからです。

自らが属する集団の自己批判は再びその集団として排外主義に陥る事が無いようにする為です。

イスラエルはパレスチナ人を追い散らして国家を作っていきました。
イスラエルに住むユダヤ人は全員その罪から逃れる事はできません。
パレスチナ人の犠牲の上に自らの生活があるからです。

全てのアメリカ人は先住民族に対して責任があります。
彼らから奪ったものを返すべきなのです。

これまでの人類の歴史は勝てば官軍でした。
暴力支配をした者が社会の秩序を作り正義だと称されたのです。
しかし、殺された人間にとっては正義もクソもありません。

私は人類がこれまでに殺してきた人々の復権を主張します。
彼らは殺されるべきではなかったのだと。

過去の行為を反省する事は未来に対して責任を取る事です。
自らが属する集団の過去の行いを反省する事こそが平和に対して責任を取る事です。
自らの身近な存在の姿勢を正す事なしに平和を勝ち取る事はできません。
日本人は過去の反省が足りないと思われているのです。
侵略国家の子孫が反省が足りない事は再び機会があれば侵略を再開するのではないかと疑われるのです。

韓国人は貴方が祖先の事は自分と関係ないと言うか祖先の行為も詫びようとするのか試したのでしょう。
「自分には責任が無い事を責められる事」の理不尽さに貴方は腹を立てたのでしょう。
しかし、韓国人はその様子を見て「ああ、この程度の責任感しかないのか。」と思ったでしょう。

責任の取り方に限界はないという事です。
過去の自分が属する集団の行為の償いをする事は可能であり、それをなした時に信頼を得るでしょう。

平和を実現するにはより大きな責任を取る事しかないと思っております。

やられた側の人間の気持ちに対する想像力こそが必要です。
やられた側の人間がどう思っているのかが一番大事です。

 次へ  前へ

  拍手はせず、拍手一覧を見る

▲このページのTOPへ HOME > 議論23掲示板


  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。