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(回答先: 所有は権力の発生 投稿者 ワヤクチャ 日時 2006 年 6 月 12 日 22:46:25)
ワヤクチヤ さん
どのような社会を作りたいかの、気持ちは、分かるのですが。生命のあり方を見ると、別の観点を持つ事に迫られると思います。
> いつの時点か縄張りが発生した。
> 縄張りは空間を所有する概念の誕生だった。
<−− ライオンも、猿も、縄張りの維持が、オスの役割のようです。かなりの期間、場所は固定的です。もちろん、彼らは、縄張りの概念を保持していませんが。
> 私有財産の不可侵だ。
> 元々は暴力的手段で宣言された土地所有が法律によって擁護された。
> 我々はこのような所有形態の変遷の後に生きている。
<−− 天皇の所有だった土地を、地域の豪農+侍が、実質的に自分達の所有に変えたのは、必ずしも、暴力的な手段をとってはいなかったですが。最終的には、源平の戦いという、形をとって、天皇の権力から、土地支配の権力は、将軍と各地の侍に、分散しました。
> 暴力の結果として現れている所有実態に介入し、富める者から貧しい者へと富を移転しなけれ> ばならない。
<−− 人類が、火星で繁殖する時代、すべての活動を、意識的に行わざるを得ないとき、つまり、すべての活動を、自分達の制御下におかざるを得ないとき、どのようになっていますかね?火星に出ると、大気循環の制御、水循環の制御、食物循環の制御と、すべてを、コントロールすることになります。それらは、全て、制御する権限者を選んで行っているだろうと想定されます。
<−− 単純化すると、火星でも、富を制御する権限者が現れるでしょう。そして、その権限者は、制御の仕方をめぐって、他にいる権限者と、競争に入るでしょう。自分の制御方法が、より優れているとか、何とか。
多分、動物の時代、縄張りを作って、縄張りの維持に汲々としていた姿は、人類が、火星に行っても、形を変えて、続ける事になるのだと思います。
それが、生命が作られたときからの宿命なのでしょう。より多く、自分と同じ遺伝子を遺そうとして。