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(回答先: 真実、真理とは、客観性の上に乗ったものです。 投稿者 縄文ビト 日時 2006 年 4 月 05 日 13:08:46)
文頭に決め付け的なことを書くと、某陰謀ト論サイト「分解 『911 ボーイングを捜せ』」 みたいになってしまうので避けますけど、「大紀元日本」http://www.epochtimes.jp/というサイトは内容がかなり胡散臭いですね。
縄文ビトさんの引用された部分だけでも、かなりおかしいといわざるを得ません。
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1880年、アメリカのカリフォル二ア州にあるタイボ山の麓で、多くの精巧な石器工具が出土した。専門家の鑑定では、『5500万年前』の遺跡であることが確認された。この事実は、進化論の人類進化説を完全にくつがえした。
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1880年といえば、130年以上前のことで、日本では明治時代初期です。この時代の「(どの分野か不明の)専門家の鑑定」がどれほど信頼できるのか、はなはだ疑問ですね。
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1966年、メキシコのホヤリックで幾つかの鉄槍が出土した。アメリカの地質学者マッキン・テーア博士が、『二つの方法で鉄槍が作られた年代を鑑定したところ、二つの方法のいずれにも、一致した結果が得られた。』「出土した鉄槍は、今から25万年前のものと判明した」のである。
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どんな方法で年代鑑定をしたんでしょうか?「鉄器」の年代鑑定と「素材としての鉄」の年代鑑定とゴチャにしてる可能性もありますね。
かりに「鉄」の年代鑑定が出来ても「鉄器」の年代鑑定とは言えません。「石器」の年代より、素材としての「石」の年代が著しく古くなるのは当たり前ですよね。火山岩の素材でない限り「石器の素材の石」の年代は数億年も遡るでしょう。
■□□□□□□□□□□(引用開始)□□□□□□□□□□□□□■
メキシコのプレラーワ城で、ある先史時代の動物の額骨を発見した彼は、額骨の中に入っていた一つの鉄槍の先端を鑑定したところ、これは26万年前の武器であることが分かった。
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同上
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時間の流れにつれて、曝け出された進化論の問題も増えつづけている。一部の進化論学者たちが事実に基づいて、進化論に対し疑問を投げかけ始めた。勿論、この反論は経験による批判を招いた。しかし、事実の前に、理論の困惑が真理を追究し続ける人々を引き付けている。
■□□□□□□□□□□(引用終了)□□□□□□□□□□□□□■
ある時代の進化論は、その時代の進化論者から常に疑問を投げかけられていると言えます。「ダーウインの進化論」も同時代から現代まで、進化学の分野から常に疑問を投げかけられています。(^0^)
つまり、その時点では、なぜそのような現象が起こるか充分に説明できないことがあるからですね。「ダーウインの進化論」の進化の仕組みは、その後の「突然変異の発見」や「メンデルの法則の発見」、さらには「遺伝子学の発展」などにより、ある意味で否定された部分もありますが、「生物は進化した」という根本のところは否定されていません。
その時代の知見の中で説明できない部分があるからこそ、進化学があり進化学者があるのです。
150年前の「ダーウインの進化論」に抱く疑問・問題点を、あたかも「現代の進化論」への疑問と誤解させるような理解は、かなり問題ですね。