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(回答先: 日本でプロテスタントとカソリックを合わせても、1パーセント以下なのは、「神道破斥」という思想にあるからだと思います 投稿者 TORA 日時 2006 年 8 月 20 日 14:17:15)
まあ、西洋でも必ずしも多神教時代の神々が悪魔化されて描かれている訳ではないが、いかに多神教時代の神々を写実的に描いても、自分がキリスト教徒ではない等と画家が述べた場合、少なくとも18世紀頃までは火あぶりの刑になる可能性が高い。
キリスト教やイスラム教といった宗教は大体民族ごと改宗して多数派になることが多い。日本の場合、民族ごとある宗派になった経験というのがない。お隣の朝鮮や中国と比べても宗教弾圧も徹底的ではない。
まあ、言えばキリスト教やイスラム教が多数派になった場合、原則としては日本の神社仏閣は教会なりモスクなりに変わらねばならないのです。そういうのを日本人の皆さんは受け入れられるでしょうか?キリスト教徒でありながら、神社仏閣に参拝するというのは、本来あってはならない。異教崇拝ですから。
結婚式はキリスト教で、正月には神社へ行って、お盆にお寺に参りに行く日本人も一度、今のギリシャ人やイタリア人はほぼ100%キリスト教徒、エジプト人は少数のキリスト教徒を除きほぼ100%イスラム教徒であるという状態がどうやってできたのか考えてみるのも良いかと思います。ギリシャもイタリアもエジプトなど中東諸国も歴史に残っている多神教時代だって相当長いではないですか。ところが、キリスト教国教化以前に支配的だった宗教はほぼ完全に残ってない訳でしょ。ドイツにしても、北欧にしてもそうです。かなり長い間、ある時期まで欧州人が異端審問官の目を逃れて異教崇拝の国に住めるのはファンタジーの世界だけだったのです。日本人はファンタジーなどなくても自由に神社仏閣に参拝できた訳ですが、一神教の世界では多神教崇拝はそれ自体が罪なんですね。この点では日本の常識の延長で世界を考えてはいけないのだと思います。案外、宗教戒律的にこんなに自由な国は世界に少ないのかも知れません。(フリーメーソンにはエジプトやケルトの異教時代のシンボルが使われているそうですね)
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