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(回答先: 日本惨敗! 川淵辞めろ…神様にすべてを丸投げ 【ドルトムント=久保武司】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 6 月 24 日 19:08:57)
2.17 日本代表コーチング・スタッフ発表会見
【スポーツナビ】
■2006年に素晴らしい成績を挙げるためのメンバー
最初の登壇者
平田竹男(財団法人日本サッカー協会 ジェネラル・セクレタリー)
田嶋幸三(財団法人日本サッカー協会 技術委員長)
平田 本日はジーコジャパンスタッフご紹介の場に多数お集まり頂きありがとうございます。2003年の日本代表がジーコ監督の下、本日より始動致します。本日スタッフの皆さまに川淵キャプテンの部屋に集合して頂いて、今後の打ち合わせをしました。川淵キャプテンからは「ジーコ監督に全幅の信頼を置いている。そして、選ばれたコーチ・スタッフについては、ひとつのチームとしてやっていくんだ。コミュニケーションを大切にして、難しい局面でもひとつの家族のように最後まで一緒にやっていこう」とあいさつをしました。そういう決意のもと、日本サッカー協会執行部として、ジーコ監督を全力で支える覚悟であります。そういう意味で、こういう場で皆さまに日本代表スタッフを紹介できることをうれしく思っています。ありがとうございます。
田嶋 こんにちは。無事にすべの方との交渉も終わり、このような公式の場で発表できることをうれしく思います。
<田嶋強化委員長によりスタッフ紹介>
監督 ジーコ
テクニカルアドバイザー エドゥー
フィジカルコーチ 里内猛
ゴールキーパーコーチ アントニオ・ルイス・カンタレリ
通訳 鈴木國弘
ジーコ 皆さま、こんにちは。皆さまの前に座っている方々が、これから私を助けてくれる新スタッフです。スタッフ選考の基準は、それぞれの分野で超一流のプロフェッショナルであること。それと同時に、すべてのスポーツ選手の手本となること。グラウンド外での人間性、あるいは品格を含めまして選考致しました。それぞれ全員が、いままで日本サッカー界で仕事をしていたメンバーであり、日本(サッカー)を熟知していますので、自信を持って2006年に素晴らしい成績を挙げるために戦うメンバーとして、皆さまに紹介できることをうれしく思います。
エドゥー 今回、ジーコを通して私がテクニカル・アドバイザーとして協会から任命されまして、非常にうれしく思っています。私は、皆さまがご存じのように数年日本で働かしていただきましたので、日本人の資質を引き出すという作業に関しては素人ではありませんし、その分野では十二分に日本のために力を発揮できると思っています。今回、日本のために非常に大きな仕事を成し遂げるチャンスを頂き、ありがとうございました。
里内 初めまして。この度は日本代表のフィジカルコーチという責任ある立場で活動するチャンスを頂いてありがとうございます。監督やエドゥー、カンタレリとは、それぞれ10年来の付き合いでございます。それぞれ決意は堅く、日本のために全精力を注ぎ込んで目指す目的にまい進していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
カンタレリ 今回、GKコーチに任命していただいて大変感謝しております。私どもの大きな目的が2006年ワールドカップということで、この予選突破を確実に果たせるように全力を尽くすとともに、これには皆さんのご協力が非常に重要であるとも考えています。全員一丸となって日本代表が飛躍をするために、自分も最大限のお手伝いをしたいと思いますし、皆さまからもご協力を受けていい仕事をしたいと思っています。
鈴木 皆さまとはだいぶ長い間お付き合いさせていただいております。これからもジーコ監督、エドゥーテクニカルアドバイザー、カンタレリGKコーチをサポートさせて頂きます。ほとんどの方とはアントラーズのメンバーでございますけれども、日本のために力いっぱい仕事をさせていただきたいと思います。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/kaiken/200302/zico025.html
■エドゥーを兄とは思っていない
――新しいスタッフの皆さんの現在までの日本代表の印象をお聞きしたいのですが
エドゥー 日本代表のみならず日本サッカー全体の進歩という意味で、私は9年間にわたって日本サッカーを見させていただいたのですが、日本国内のリーグにおける質のいい外国人や、海外の強いクラブ、代表チームとの交流を深めることで、短期間で著しく進歩したと思っています。
これまでの外国人プレーヤー、外国人監督、そして日本人の方々のプレーヤーの努力によって非常に技術面でも強い進歩を遂げたわけですが、これからもっと日本サッカーを進歩させていくためには、今回の日本代表監督のジーコほど、日本選手の特質、世界のサッカーの動き、状況を把握している人間はいないと思います。そういった意味では、彼によって日本代表の何かが生まれるのではないかと期待しています。
里内 フィジカルの面でいいますと、Jリーグが発足して十余年ということでフィジカル面でもかなりの進歩があると思います。各クラブにおいて、南米、ヨーロッパ、そして日本のフィジカルコーチの方々が選手たちを鍛え上げられた結果として、前回のワールドカップであのような将来的に希望の見える戦いができたのだと思います。さらにステップアップさせるためにどういうことが必要かというと、ひとつは海外での経験です。これはジーコ監督も語っていることですが、海外で実際に自分たちに何もない状態で相手と戦うことが、さらにフィジカル面での強化につながるのではないかと考えています。私は、決して日本人が欧米人に対してフィジカルで劣っているとは思いません。私の仕事では、(そのような面で)自信や勇気を与えることが非常に大きなグレードを占めています。今後、こういった活動の機会を与えていただきましたので、さらにそういったことをしていきたいと思っています。
カンタレリ 自分の専門のキーパーを含めまして、日本の成長はここ数年著しいと思っています。ただし、ある程度のレベルに達した後に、次のレベルに行くことは非常に難しいと思っています。その役目を私どもが頂いているわけで、非常にやりがいがあるとともに、これから強いチームと対戦していって、選手一人ひとりが何かを得て、それを最終的にワールドカップで出すということで、自分がその一翼を担えることをうれしく思いますし、期待もしております。
――お兄さん(エドゥー)とまた仕事ができて、どういう面で仕事がやりやすくなりますか
ジーコ 自分の兄とは思っていません。というのは、もちろん親族関係はありますが、グラウンド内での結果で選びました。彼を任命した大きな理由は、非常に長い間ブラジルで監督として指導してその成績が良かったこと。またアジアの中でイラクをワールドカップに出場させましたが(86年メキシコ大会)、アジア予選で目覚ましい活躍をさせたという国外での経験の豊富さ。そして、日本で9年間仕事をし、いい成績を挙げている。そういうことのみを考えて選びました。日本のためになる人物だということのみを考慮して選びました。もし家族関係で選ぶなら、もっとスタッフのポストを増やしていただけないと。あと3人ほどサッカーに関係しているものがいますので(笑)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/kaiken/200302/zico026.html
■エドゥーにはベンチではなく、高い位置から試合を見てもらう
――エドゥーテクニカルアドバイザーの具体的な仕事として、どういったものを託すのか教えていただきたいのですが
ジーコ 当初の予定ですと、山本現五輪代表監督に私とともに常にグラウンドに一緒にいただいて、練習・試合の指揮を執ってもらい、エドゥーにはオブザーバーとして対戦相手のチェック、あるいは自分たちのチームの中での個人的な、そして全体的なチェックといった、グラウンド外の仕事をしてもらうつもりでした。しかし今回、やはり五輪チームの時間がタイトで、山本監督がそちらに専念されるということになりました。ですので、オブザーバーの仕事がないときには、できるだけグラウンド内の仕事でも自分の補佐をしてもらう形です。
どういうことか具体的に言うと、私が98年ワールドカップでザガロ監督とやったときの役割です。試合のときには特に、ベンチというよりも、上から、高い位置から試合を見ていてほしいのです。私たちは平面でゲームを見ていますが、上から見た方が全体的な動き、長所・欠点というのが分かりますので、その役目をお願いしたいと思います。
それと今回ご報告したいのは、協会あるいは各クラブの方々からご返答はいただいておりませんが、将来的に、自分が「この選手は」と着目した選手については、実際に代表スタッフが各クラブに出向いて1週間ないしは10日、連続した彼の調整ぶりを観察して報告してもらいたいという試みをしたいと思っています。エドゥー以外に、里内コーチ、カンタレリGKコーチなど、ケースバイケースでだれになるかは分かりませんが、1日2日を見るのではなくて、クラブの中でどういった調整ぶり、どのような動きをしているのか詳細を得たいと思っています。それが日本代表ないしはクラブの全体的なレベルの進歩につながるのではないかと考えています。
――エドゥーテクニカルアドバイザーには高い位置から試合を見てもらうということですが、大事な試合の場合、上からの報告でジーコ監督が戦術を変えるという、リアルタイムでの話なのでしょうか
ジーコ これは、戦術的なものも含めて全体的なことを、できるだけいろいろな局面から把握するということです。ハーフタイムだけでなくて、試合の流れのでもメッセンジャー的なものを間において、つぶさに何が起こっているか把握する。緊急的なものが中心になると思いますが、上からの伝達を下で把握しながら、戦況をつぶさにできるだけいいものに変えていくと。実際にブラジルでは、ベンチ外の高角度から、電話を使ってベンチとやり取りをしています。ブラジルでは許されているんですが、残念ながら日本ではまだということです。
ただ、鹿島時代でも私がテクニカルディレクターをやっていたときには、両方交換していました。私が上から見ていて、監督がベンチからと、インターバルのときにやはり両方の交換をしていました。ハーフタイムを抜いて前後半タイムを取れないのは皆さんご存じのとおりですから、1人の選手に課した役割が、特に動きの中でうまく果たされているかどうか、このひとつの要因で試合が有利に働くかどうか決まってしまいますので、それを水平面から見ると難しいので、上から見るとこんな効果的な動きをしている、指示どおりにしている、あるいはそうでないと分析できますので、そのために広く利用していきたいと思っています。ただし、ワールドカップなど外国の大会では許されない場合もあるでしょうから、そのときにはハーフタイムで指示を待つ。結論は自分が出しますけれど、その前にできるだけ多くの情報が欲しいということで、やっていきたいと思います。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/kaiken/200302/zico027.html
■クラブ視察が選手たちの意気込みを変えてくれる
――若い世代が非常に伸びていまして、ワールドユース、オリンピックとありますが、エドゥー氏にかかわってもらうことはあるのでしょうか
ジーコ 昨今の日本の目覚ましい進歩の中には、やはり若手が進歩したということがあります。それがワールドカップでの好成績にもつながっている。そういった面で、エドゥーの若手の育成の今までの経験・成果を十分日本で生かしてもらいたいと自分は望んでいます。彼には、他のカテゴリー、五輪、U−21などに、意見は風通しのいい形でどんどん交流していただいていいのですが、ただし、あくまでも責任者はそれぞれのカテゴリーの監督なので、エドゥーの意見がこうだからといって、監督は自分のやり方を変える必要はないと思いますし、あくまでもその場の意見をうまい形で取り入れてもらえればいいと思います。
――先ほどおっしゃっていた着目選手に対することなんですが、現在頭の中に注目している選手、着目している選手は何人くらいいらっしゃるのでしょうか
ジーコ 数人の選手が去年あたりから頭の中にあります。まず最初にお断りしておきたいのは、各クラブに突然代表コーチを派遣するなど、他人の家に土足で上がるようなことはしないということです。やはり協会を通じて、各クラブの了解を得てから実行したいということが第一です。その後OKが出れば、コーチが現場に行って、クラブの監督ないしはコーチにフィジカル的な部分も含めていろいろな意見を交わして、その選手がどのような形で育っているか報告をしてもらいます。
また、その選手だけではなく、やはりその時期にクラブに代表の関係の人間がいるということは、ほかの選手にもチャンスがあるということですから、選手たちの意気込みが違ってくるような形になれば、自分は望ましいと思っています。今は代表でも、明日はどの選手が代表になるか分からない。逆に言えば、大きなチャンスになるわけですね。自分の頑張り、チャンスをつかむことによって代表まで上り詰めていけるという、全員にチャンスがあるということを皆さんに分かっていただくために、この計画をご理解いただきながら実行していきたいと思っています。
<了>
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/kaiken/200302/zico028.html
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