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(回答先: 大詰め 盗作疑惑 5日に芸術選奨 臨時選考審査会 【産経新聞】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 6 月 03 日 17:51:22)
盗作疑惑 伊画家書簡を不自然翻訳 「共同制作」強調か
盗作の疑いが出ている洋画家、和田義彦氏(66)の回顧展で掲示されたイタリア人画家、アルベルト・スギ氏(77)からの書簡の日本語訳の一部が原文の意訳を超えた不自然な文章になっていることが3日、関係者の指摘で分かった。翻訳は和田氏自身で行い、「このすべての同時体験に近い仕事が私たちの現在の基盤になった」などと「共同制作」を示唆する翻訳だったが、原文からは読み取れない表現だった。
共同制作を和田氏は「あった」、スギ氏は「なかった」と主張している。盗作の認定には共同制作の有無が重要な争点になるとみられ、判定は5日の芸術選奨選考審査会で審議される。
問題の書簡はスギ氏が和田氏にファクスで送った昨年11月23日付のもの。和田氏は昨年4月から12月にかけ三重、東京、茨城で回顧展を実施。これが芸術選奨受賞の理由となった。一連の回顧展の中で和田氏は、11月26日から始まった茨城での展覧会で、この書簡を、自身による訳文と並べて掲示した。
この直前の11月15日、和田氏の作品がスギ氏の盗作でないかとする問い合わせが茨城の会場に寄せられていた。この後、和田氏がスギ氏に依頼して2人の親密な関係などを書いてもらったのが、問題の書簡だった。
学習院大講師の押場靖志氏(イタリア語)が書簡原文を確認したところ、和田氏の翻訳で「友情を超えて、互いに絵画観について意見交換しながら、いくつかの絵画をうんだ」とあった部分は、「真の友情と文化的経験の交流が生まれ、互いの仕事を豊かにする機会が与えられた」が適切と認められた。
また「このすべての同時体験に近い仕事が私たちの現在の基盤になったのだ」(和田氏訳)の部分は、押場氏の訳では「私たちの友情は、互いの仕事を対照し、作品についての意見を交換するための参照点(基準点)となっている」。基盤の主語が和田氏の訳では「同時体験に近い仕事」となっているが、押場氏は「『友情』が主語のはず」と指摘。「すべての」は原文になく、共同制作のニュアンスを強調するために意訳された可能性もある。
押場氏は「ある程度の意訳は許容できるだろうが、一部の訳し方は不自然。自分の思いを投影して都合のいいように訳しているように見える」と指摘した。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/04na1001.htm
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